低学年から学力の基礎を作る
作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)
小学1・2年生
小学3・4年生
小学5・6年生
中学1・2・3年生
高校1・2・3年生
生活 hikari
われわれのふだんの生活がいかにムダなもので占められているか。それは、自然と調和している上等な生を痛感すれば、おのずと分ってくる事実である。そのようなシンプル・ライフを生きた者の方が、心のゆとりを十二分に持ち、生きている日々に感謝の思いを感じている。根源的な疑問の前に自分を立たせることで、自分の抱えていたムダを知ることができる、と筆者は言う。
だったら。もし、それがそのままの通りならば、文明はまったく無意味な道を突き進んでいたというのだろうか。今日まで身を尽くして技術を切り開いてくれた人々は、余計なことをしてくれた奴らなのだろうか。
いや、わたしはそうとは思わない。むしろ、私達への恩恵は、よっぽど無駄なものでない限り、どんどん受け入れさせて頂きたいと思う次第である。
つい先日、私の隣人のおばさんが、クモ膜下出血で倒れた。とにかく働くことが好きで、自分の趣味である魚釣りや料理もきっちり楽しんいて、自分の店まで持っている。そんな(お隣さん)一家の大黒柱的存在の、気丈なおばさんが…とうちの家族の誰もが思った。お隣さんには、我等一家がこの家に住み着いた、私が生まれる以前からの付き合いだったそうな。私の母は祖母でなく、おばさんから直々に教わったというのだから、驚きモノである。遠くの親戚より、近くの他人とはよく言ったものだ。そんな親戚以上の関係のせいあって、我々は本当に気が気じゃなかった。でも、彼女は全快したのだ。結構バァちゃん(本人には申し訳ないが、60歳台である)なのに、全快とは…。皆が呆気に取られ、喜びを感じた。彼女の心意気も凄まじかったであろうが、医療という名の手助けも、それと同じくらい、結果を大きく左右したんじゃないかと、私は思っている。おばさんは、まだやり残した事がある、と言っていた。家族の面倒は、私が見てやんないと、と。彼女の思いを現実にしてくれた医療の力の大きさを、本当に見せつけられた感じである。
けれど、これに味をしめて、文明の力にすがっていけばいいや…などいうのは、完全なるお門違いである。自分でやれることぐらい、自分で積極にやっていかねばならない。元からヒトという生き物はだらけが付きまとうヤツなので。
現在私は(一年前から)学校へ自転車通学で通っている。片道15分の道のりを、チャリンコ(自転車)でいくことで、片道の節約時間:5分・節約金額:130円である。途中転んだり鼻血が出たりと、一部ダイヤが乱れるのはしょうちゅうのことだが、電車の時よりは安心だと思う。他人に迷惑をかけることもなし、むしろ環境に貢献しているくらいだと思う。それにちょっとした寄り道だってできるので、一石二鳥だ。雨天の時も、よっぽど酷くない限りカッパに身を包んでの登校である。
特別エコ、な訳じゃないが、自然と少しでも触れあえる。そんなひと時もいいんじゃないかと、私は思う。
確かに現代の文明にも、シンプル・ライフにもいい所はある。でもやっぱり、「できあがった規則を何とか守ろうとするよりも、実態にに合わせて規則を変えていくことが、新に規則を生かす道である」というように、柔軟性を持ち、場面場面で使い分けていくことこそが、最も有効かつ最良の方法なんじゃないかと私は考える。
講評 onopi
現代の生活につてふかく考えることが出来ました。
毎月の学年別「森リン大賞」作品集森リンの丘
自動採点ソフト「森リン」で上位になった作文を掲載しています。
しかし、子供たちの実力はそれぞれ個性的です。上手に書けている子の作文を見せて、自分の子供の作文と比較しないようにお願いします。
|
お電話によるお問合せは、0120-22-3987(平日9:00-19:30)
| |