国語読解力は、あらゆる学力の基礎。問題集読書の復読と、読解検定の自主解説で確実に力がつく
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作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)

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   古きもの知るこそが新しい   きとみ

今、私たちの周りでは、次々に新しいものが発売されている。「便利」「簡単」が売り言葉の商品も多く見られる。もはやその便利商品は私たちの暮らしに欠かせないものになりつつある。しかし最近は大きく目立つことはないが、昔ながらの知恵というのもとても素晴らしいものだと思う。今はテレビのある番組で「おばあちゃんの知恵袋」というコーナーもあるほどだ。新しいものと古いもの。どちらにもそれぞれ素敵なところがある。
 まず1つめは古いものには、昔から生活してきたからこその知恵がたくさんあるということだ。機械に頼らない生活を長くしてきたからこそ生まれる知恵や裏技は、とても驚く方法だったりするが、、すごく良く活用できるのだ。私の祖母も、いつもめずらしいことをしていた。なかなかおちないコーヒーなどのしみを、炭酸水を付けたティッシュで軽く叩いて落としていたのだ。でも内心私は疑っていたし、どうして炭酸水なのかがわからなかった。しかし、ある時テレビを付けるとちょうどこれと同じ事が裏技として放送されていたのだ。さすがに私もすごいと思った。「亀の甲より年の功」という言葉は、間違っていないんだなあと、その時思った。
 しかし一方で、新しいものにも良いところはある。最近、便利、簡単、だけでなく「エコ」という言葉もよく見かける。今の時代は、新しいものがどんどん発売され、そしてどんどん進化している。しかしそんなに電気に頼って機械を動かしたら、必ずなにか地球に良くないことがあるはずだ、という人もいる。だが、いまは逆に電気の力を使ってどれくらいの力を使って動かせばいいのかなどを判断することができる装置もあるらしい。まさに地球に優しい。これこそ「エコロジー」なのだ。さらに、この「手軽」「簡単」な新商品のおかげで、家事の負担が減り、さらに時間的にも余裕を持つことができるのだ。
 しかしわたしが二つの意見を通して一番大事だと思うのは、その二つの素晴らしい文化が共存できる社会を創ることだと思う。
新しいものは、古いものの上にできる。つまり、古いものの積み重ねがあってこその発見なのだ。私たちは、今、昔ながらの知恵を取り入れて、現代社会に必要な「便利・エコ」なものをつくりだしたのだ。その二つが共存できないわけがない。全てを新しいものに。全てを昔ながらに。と割り切ってしまっては、世の中が発展しなくなってしまう。バランス良く、古き良きものと新しいものを交えることのできる社会が現代には必要なのだ。私も、これから大人になって、またこのことを考える機会がきっとある。そのときにそんな社会が作れているように、今から古きものと新しいものを生活に取り入れていきたいと思う。

   講評   inoko




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