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作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)

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   ベストライフ   ハオハオ

 素朴な生活を営んでいるところの生き方になじむことで、自然と調和しているほうがずっと上等な生だと痛感した。何より思い知らされたのは、人間は生きていく上でなんとわずかの物で足りるかということだった。生活の必需品のごとく思いなしているさまざまな文明の利器などなくても人間は生きていけるのである。現代に生きるわれわれは徹底したシンプル・ライフは送れない。が、心を良寛の草庵に置くことはできる。自分たちが文明の提供する便利や快適によって余計なものを多くもたされているか、それらの物の過剰によって生そのものを見えなくしているかを知らされるのである。
私は、毎日たくさんの物にかこまれて生活している。ユニセフの支援を必要としている人たちに比べれば、命の危険にさらされることも、明日飢え死にするかも知れないと思うこともない。日本の中で比べれば普通レベルだが、安全な飲料水があって、住む家があって、世界レベルの視野で見てもそこそこの生活はしていると思う。
 確かに便利で快適な生活はよい。生物を保存できる冷蔵庫、どこにいても通話ができる携帯電話、寒いときは温かく、暑いときは涼しくできるクーラー。これらのおかげで私の生活は快適である。もしこれらがなくなってしまったら、終始苛々しっぱなしであろう。それほど依存しているのである。
 しかし、シンプルな生活もよい。キャンプをしに行くと、空気がきれいに見えたり、星がよく見えることに感動したり、人工物のない自然にいやされたりするだろう。キャンプには大きなテレビやクーラーは持っていかない。一時的に、少しだけ現代の生活から抜け出せるのだ。自然の中の生活は、基本的に環境に負担をかけない。以前、「電話に使われる人間」の話を読んだ。電話がかかってきたときのために、電話を中心に生活をする、という内容だった。そのように振り回されることなく、自己を保つことも自然を守ることもできるシンプルライフもいいと思う。
 確かに、便利で快適な生活も、シンプルライフも大切だ。しかし、「私たちの人生は、私たちが費やした分の価値がある」という名言があるように、自分の信じる、自分らしい
『快適さ』を求めることが一番大切である。

   講評   kaki

毎回、きちんと清書まで仕上げてえらい!


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