創造と発表の新しい学力
総合選抜入試にも対応。探究学習を超えた、新しい創造発表学習。
AI時代には、知識の学力よりも、思考力、創造力、発表力の学力が重要になる。

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作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)

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   201005.4数年前、森林関係の研究所に(清書)   コッペパン

 僕は物の価値をお金に換算せずに考えるほうが良いと思う。その理由は二つある。
 第一の理由は、金銭的に価値のあることでも自分にとっては価値があるとは限らないからだ。僕は世界三大珍味、フォアグラを是非食べてみたかった。もっとも珍しい味と言われていて、もっとも高級な食材である。そんな高級で神秘なフォアグラは必ずおいしいと想像していた。僕は珍しい味とはどんな味かと、魅力に引きつかれっぱなしだった。今年のお正月のごちそうに僕のリクエストしたフォアグラがでた。その時、僕の気持ちは「ドキドキ」してたまらなかった。その日はいとこなど親戚といっしょに、正月のごちそうのフォアグラを食べた。一口目は、とてもおいしく感じた。一口食べるにはうまいんだが、二口目から油っこく、あきるような味だった。いとこもみんな一、二口で他の料理に手をつけていた。僕にとっては、ハンバーグやカレーライスなどの食べなれた方が口に合った。カレーライスなどは、別に高級な食べ物と言うわけでもない。しかし、カレーライスなどの方が僕にとっては価値がある。フォアグラのよう高級食材でも、その人の口に合わなければ価値はない。フォアグラのように金銭的には価値はないけど、カレーなどのほうが僕にとっては高級食材だ。食べ物などの価値は、金銭的とはまったく関係なく、その人の好みによって違ってくる。
 第二の理由は、お金の価値を考えてものを見ると、ものごとを正しく判断できないことがあるからである。値段の高いほうが売れることもある。父に聞いた話だが、人間は値段の高いものを良品と判断することもあるので、同じ品でも値段を上げると売れることもある。逆に値段の安いものを粗悪品とみてしまうことがある。値段に気を取られて、注意深く周りを見なくなってしまうことがよくある。値段をきにするとあまりそのものの質がわからない。
 確かに、社会は金銭的価値感を原動力に発展してきた。お金を放棄してしまえば、すぐに生活が成り立たなくなってしまうことだろう。しかし、私たちは金銭的価値観にとらわれすぎてきたのではないだろうか。「カメラマンは、レンズのほこりを払うまえに目のほこりを払わねばならない」と言う名文があるように、金銭的価値という色眼鏡を付けてものごとを眺めていると、大切な本質を見誤ってしまうことになるだろう。

   講評   nikoro

 今回の森リン大賞も楽しみですね。



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 しかし、子供たちの実力はそれぞれ個性的です。上手に書けている子の作文を見せて、自分の子供の作文と比較しないようにお願いします。

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