元の記事:【重要】今後のオンラインクラスの勉強の方向――発表、データ、コミュニケーション (1143字)
森川林(nane)
2024/01/12 13:02:58 15661 5 オンラインクラスは、通学クラスよりも多くの利点がありますが、まだそれが十分に生かせていませんでした。
そこで、今後、次のような方向でやっていく予定です。
1.作文、創造発表、プログラミングなどの創造型の勉強は、客観的な評価を目標にしにくいので、発表を目標にします。
作文も、創造発表も、プログラミングも、画像や動画をアップロードしてもらい、他のクラスの生徒にも見られるようにします。
特に、中学生(13歳以上)は、Gmailなどでメールアドレスを取得できるので、ZOOMのアカウントを作り、ZOOMで自分の画面共有の発表をレコーディングしアップロードするというようなかたちの発表を進めていきたいと思います。
2.国語、算数数学、英語、基礎学力、総合学力などの学習型の勉強は、勉強のデータ化を進めます。
例えば、作文などでも、講師が保護者に、「よくがんばっています」とだけ言うよりも、「字数の平均が○○字になりました」とか「森リン点が○点になりました」と言う方が説得力があるからです。
具体的には、確認テストの集計とランキングが表示されるようにします。
学習記録の進捗度の集計とランキングが表示されるようにします。
自習室の利用を勧め、自習記録の集計が表示されるようにします。
国語・数学・英語のいずれかを受講している中学生は、定期テストの5教科の成績を毎回報告してもらうようにします。
3.保護者とのコミュニケーションを強化します。
生徒の継続率を決めるのは、生徒よりも保護者の意向です。
子供があまりやる気がなくても、保護者が続けさせようと思えば続けます。
続けていれば、必ず上達します。
オンラインクラスの、通学教室に対する優位性は、比較的気軽に個別れんらくができる点にあります。
また、保護者からの返信も比較的気軽にできる点にあります。
生徒の中には、小学生から高校生まで続ける子もいます。
講師は、今教えている子の学年と教科だけでなく、その子が高校生になるころまで身につけておきたい学力と人間力を念頭に置き、保護者とコミュニケーションを取るようにしていってください。
保護者とのコミュニケーションには、個別れんらくと発表室連絡と個人面談があります。
個別れんらくでは、子供の成果が出たときに、その情報を知らせてあげるといいです。(できない点の指摘ではなく、できたところの評価が中心です。)
発表室連絡では、事前に翌週の指導方針を伝え、保護者と生徒が準備できるようにしていってください。
個人面談を授業のあとに取りにくい場合は、保護者会というクラスを作り、そこに参加してもらうようにするといいです。
以上、発表、データ、コミュニケーションを、今後の勉強の方向にしていきたいと思います。