ゲストさん ログイン ログアウト 登録
オープンの川
 国語読解力は、あらゆる学力の基礎。問題集読書の復読と、読解検定の自主解説で確実に力がつく
国語読解力は、あらゆる学力の基礎。問題集読書の復読と、読解検定の自主解説で確実に力がつく。


読解検定小5-4月-問2の件 (883字) yokoko(yokoko) 2022/05/11 18:58:05 13758

国語読解クラスの井田りんかさんから、文章中に記載のない設問については常識で判断するのか、というご質問がありました。基本的に国語読解において「常識で判断する」ことはなく、文章中に根拠があるものであることをお伝えしました。しかし、この問2の解答に関しては私自身も疑問に思っておりますので質問させてください。

設問A ごみ問題を根本的に解決するにためには、ゴミを増やさないようにすることだ。
この解答は〇になっていますが、解答根拠はどこにあるのでしょうか。
14行目~のところに「ゴミ問題を解決する手立てはあるのだろうか。その根本的な解決策を考える前にまずなぜこんなにゴミが増えてしまったのかを考えるところから始めたい」といった記述があります。この文脈から〇かもしれないと考えることは可能ですが、「解決する手立て=ゴミを増やさないこと」と断定するには根拠が乏しいので、×であっても間違いとは言い切れないと思うのですが…。

設問B 生活が豊かになっても、ゴミが増えるのは当たり前ではない。
この解答は〇になっていますが、これも解答根拠はどこでしょうか。
25行目で「あんなにたくさん出さなければ生きていけないのでしょうか」と、疑問を呈しているところで「いや、あんなにたくさん出さなくても生きていける」と判断することができなくもないとは思います。(=〇と判断できないとは言い切れない)
しかし、26行目~のところに、「今の私たちの暮らしが当たり前だと思えばたくさんのゴミが出るのは当たり前だが、戦時中や戦後しばらくはゴミの量が多くなかった」とあり、ゴミが多くなかった時代は「生活が豊かな時代」ではなく、「戦時中や戦後すぐの豊かでなかった時代」であると考えられます。(=どちらかというと×に近い)
この問題についても、必ずしも×が間違いであるとは言い切れないと思うのですが…。

以上2問につきまして上手く説明できずにおります。解答根拠を小5の生徒さんにもわかるようにご教示いただけますと幸いですm(__)m。来週水曜日の授業でお返事するとお話ししてあります。ご回答どうぞよろしくお願いいたします。




Online作文教室 言葉の森    オープンの川 編集   管理の川(事務局用) 「 風の掲示板」 昨日から 2