元の記事:【超重要】生徒の受講料の値上げと、講師の給与一時カットについて (1501字)
森川林(nane)
2022/08/03 06:50:39 14011 5 また超重要の連絡です。
言葉の森の生徒数は、おかげさまで、現在、宣伝を全くしていないにも関わらず、昨年12月から毎月5~6名の割合で受講者数が増加しています。
ただし、受講者数の内訳としては、この7ヶ月間で、
・作文個別が494→355の減少(-139人)
・作文クラスが132→210の増加(+78人)
・教科クラスが152→251の増加(+99人)
・トータルで、778→819の増加(+41人)
となっています。
オンラインクラスは、友達との切磋琢磨の要素があるので、個別指導よりも生徒が継続しやすくなっているのだと思います。
さて、受講者数は増加しており、今後もこの増加傾向は続くと思いますが、言葉の森はまだ経営的にかなり苦しい状態です。その理由は、2つあります。
1.2019年から1年間の落ち込みが極めて大きく、2019年の1年間だけで生徒数が121名減少しました。この減少は2021年1月まで続き、2021年秋にやってやっと横ばいから上昇傾向に転じました。
2.現在、受講者数は増加していますが、教科クラスの受講料は5500円と低額のため、売上はまだ伸びていません。
そこで、今後の対策として次のようにしたいと思います。
1.教科クラスの受講料を月額5500円から6600円に値上げします(9月から実施。これまでが安かったので、これは妥当な金額だと思います)。
2.作文個別で電話指導を受けている人から、電話指導料を徴収します(9月から実施。1か月360円。そのかわりできるだけZOOMに移行してもらいます)。
3.講師のみなさんの給与を、9月指導分から一律10%カットさせていただきます。これは、やむを得ない措置なので、ご了解ください。カット分の返金はややこしくなるのでしませんが、言葉の森の経営が通常の軌道に戻った時点で、利益に応じて還元します。還元の基準は、毎年利益の30%です。今の流れで行くと、経営が軌道に乗るのは2023年12月の予定ですが、これは今後のことなので未確定です。
今後の展望です。
オンライン4人クラスの教育は、大きな可能性と持った新しい教育のプラットフォームです。
今後、生徒数が増え、同学年同レベルの生徒で機動的に1クラスを編成できるようになれば、現在ある教育上の問題の多くは解決すると思われます。
しかし、ほとんどの人はこのオンライン4人クラスの可能性というものをまだわかっていません。
そこで、もっといいネーミングを考え、この新しい教育プラットフォームの考えを広げていきたいと思います。
今、考えているのは、「主体的創造的に学ぶ発表個別教育」というキャッチフレーズです。
他の案としては、「成績も頭もよくなる……」とか、「主体的に楽しく学ぶ……」とかもあります。
現在、アクティブラーニングのことを、文科省では、「主体的・対話的で深い学び」と呼んでいます。カタカナ語の使い過ぎに対する批判を考慮したのだと思いますが、あまり言いやすい言葉ではありません。
また、逆に、アクティブラーニングを、かつてのゆとり教育の焼き直しとして批判している人もかなりいます。
言葉の森の考えている発表個別教育は、発表、交流という主体的な参加を重視するとともに、家庭学習を中心とした個別学習と、生徒の個別学習に対応した個別指導を重視するものです。その個別学習の方法は、規範的なテキストをもとにした1冊完璧学習という江戸時代の寺子屋的な教育法です。
今後、この発表個別教育という概念を広げ、いろいろなメディアに取り上げられることによって、生徒数が飛躍的に増加することを目指していきたいと思います。