推薦図書検定の意義と方法 (599字)
森川林(nane)
2026/04/12 16:59:04 18364
小学校低中学年の図書検定では、本の内容を読めている、読み取れているかどうかを見るだけなので、答えやすい選択問題で済みます。
しかし、小学校高学年、中学生、高校生の図書検定の場合は、本の内容の読み取りとともに、その生徒がどれだけ深くその本を自分のものとして読み考えたかを見る必要があります。
そこで、選択問題だけでなく、記述式の問題も行います。
一つは、その本の内容に関する質問です。
内容に関する質問は、AIのいた回答と類似度が高ければ読み取れているということになります。
しかし、もう一つは、本の内容を自分なりに読み取り、考えているかどうかの質問になります。
AIの模範解答があったとすると、その模範解答と離れている度合い、つまり、相違度が、その生徒の独自の考え方の表れになります。
この類似度と創意度のバランスを見るのが、記述式問題の基本になります。
内容全体について感想を書くような形の評価は、作文図書検定ですでに行っているので、図書検定は本の内容に即して選択式問題と記述式問題を割り当てるという形になります。
このようにして、日本の学校教育をこれまでの知識の評価中心のものではなく、読書力と作文力を見る形のものに変えていくのが、今後の日本の教育改革の大きな方向になります。
入試問題についても、同様に知識の評価中心の入試ではなく、読書力と作文力を中心にした評価にしていく必要があるのです。