子供たちの思考力を育てる最も有効な方法は、難しい本を読むこと、難しい話をすることです。
　それは、難しいことそのものに意味があるのではなく、難しい本、難しい話は、そこに深い構造的な思考法が盛り込まれていることが多いからです。
　しかし、今の子供たちの読む文章の多くは、その学年で習う漢字に限定されているために、易しい言い回しになっています。
　漢字の書き取りは、その学年で習う漢字が書ければそれで問題はありませんが、漢字の読みだけは、学年を超えて先取りしておくことが子供たちの思考力を育てます。
　言葉の森では、漢字の読みの学習を重視した漢字集を作成しています。
　この漢字集の勉強の仕方を交流するとともに、漢字暗唱検定試験を行い、子供たちの漢字の読みの力を育てていきたいと思います。