元の記事:小6 ハギの山 4.3週 「読書の楽しみは(感)」 (839字)
すずめ(miri)
2012/04/13 16:58:50 96 7
今回は、比較的体験実例を考えやすい課題ではないでしょうか。
長文の著者の加藤周一は、受験問題などでおなじみですね。
結びの段落で、うまく「人間にとって読書とは……」と結論づけることができるように、読書の楽しみや、大切さなどについて、あれこれ話し合ってみましょう。
オーディオビジュアルの台頭についての記述があることから、毎年、
「ハリー・ポッター」が例に出ます。原作(読書)と映画の対比をするのです。長文では、それぞれのよさを楽しめればよいということですが、「原作とイメージが違った」「映画の方がわかりやすくておもしろかった」「本のほうがいろいろ想像できるから楽しかった」「俳優がかわいい」などいろいろな話題が出ます。どちらがよい悪いではなく、それぞれのよさを比較するとよいですね。
おうちの方からは、ぜひ小学生から中学生くらいにかけての読書体験を話してあげてください。「最も心に残った本」「強制的に読まされた本」「今でも大事にしている愛読書」……。本の紹介だけでなく、本にまつわるエピソードなら何でも。
もちろん最近の読書の話でもかまいません。通勤に文庫本や新書を欠かさないお父さん。(電子書籍の場合も!)家事の合間にシリーズものを次々と読破するお母さん。
または……
「お母さんは、子どもの頃から体を動かすのが好きで、じっと本を読むなんて好きじゃなかったの。でも、あなたが生まれて、子どもは本好きにしたいと思って、いっしょうけんめい絵本を読み聞かせしているうちにすっかり自分も本好きになっていたのよ。最近は歴史物に夢中だから、小説の舞台になった場所に次々と旅行するのが夢だなあ」
「実は、パパが○○○の仕事についたのは、伝記を読んだのがきっかけなんだよ。こんな仕事があるのか、それならやってみたい、といろいろ調べ始めてね……。大学受験の時も、くじけそうになると伝記を取り出して読み返したものさ。初志貫徹! っていうやつだな。」
どうでしょう。実のある対話になりそうですね!