送信フォーム 受検者一覧 見本作文 森リン採点小2
作文検定の見本作文

1.下線が項目のできたところです。
2.項目は、できるだけ入れるようにしようというもので、入っていなくても減点にはなりません。
3.子供の手書きの作文を、保護者がテキスト化するときは、もとの作文がひらがなであっても、普通の漢字に直してテキスト化しておいてください。


●小1の項目
(1)名前数字
(2)たとえ
(3)どうしてかというと
(4)会話
(5)□○□○
(6)思ったこと

■小1の見本作文
 先週、城山公園(1)で、僕とお母さんが、てんとう虫の蛹と幼虫を採ってきました。蛹が四匹(1)、幼虫が一匹(1)です。
 おととい、虫かごの中で、蛹が一匹成虫になりました。まるでペットを飼ってるみたい(2)です。
 どうしてかというと(3)、いつも見ていられるからです。
「てんとう虫ってえさは何かな。」(4)
と、お母さんが言いました。
「りんごがいいみたい。」(4)
と、お姉ちゃんが言いました。
 りんごを入れたらどんどん(5)食べてくれました。りんごはおいしいのかなあと思いました(6)
(原作を一部改変)
 

●小3の項目
(1)たとえ
(2)聞いた話
(3)いろいろな言った
(4)自分だけがしたこと
(5)自分だけが思ったこと

■小3の見本作文
   あたかいお風呂
「あったかーい。疲れと汗がとれてきもちいいなぁ。」
私はそうつぶやきました。(3)
 今、体を洗ってお風呂につかり始めたばかりです。学童でたくさん遊んでとても汗をかいていました。
 もし、家のお風呂が温泉だったら、いつも温泉につかれて幸せだと思います。どうして幸せかというと、普通のお風呂は一個だけど、温泉のお風呂は一個だけじゃないからです。でも、お客さんが来ると、自由につかることはできないし、他の温泉に行けないので少し残念です。
 私は、温泉と入浴剤が入ったお風呂が好きです。どうしてかというと、家のお風呂は普通で色がないので、温泉や入浴剤が入ったお風呂は特別な感じがするからです。私は、お風呂上りに冷たい飲み物を飲むのが好きです。たくさんつかってあつくなったのが冷たさですぅーと涼しくなるからです。入浴剤を入れて入った時、ひげそりがお風呂に落ちて、大変なことになった時があります。(4)でも、全部拾いあげたのか、だれもケガしませんでした。本当にほっとしました。
 おじいちゃんとおばあちゃんの家でお風呂に入ってご飯を食べて泊まったら、まるで旅館みたいだな(1)と思いました。どうしてかというと、お風呂は入浴剤を入れて入ることができて、特別な感じだし、ご飯が焼肉やお寿司、お好み焼きなどのいつもよりおいしいごはんだからです。
 おばあちゃんが子供の頃、牛乳風呂に入ったことがあるそうです。(2)その時、上がってから流さないと聞いてびっくりしました。どうしてかというと、体がベトベトしそうだからです。お母さんは、私にとってのおばあちゃんと入るときがとても少なくて、私にとってのひいおばあちゃんと毎日入っていたから、私にとってのおばあちゃんと入れた時は嬉しかったそうです。
 家にも入浴剤があったらいいのになと思いました。私は牛乳風呂より、「東海道中膝栗毛」という本で知った、「五右衛門風呂」に入ってみたいと思いました。(5)
 今日も、
「ああ、あったかかったなあ。」
と思って上がりました。
(原作を一部改変)
●小4の項目
(1)たとえ
(2)聞いた話
(3)ですます
(4)心の中で思ったこと
(5)動作情景の結び
■小4の見本作文
   個性的な子供のころのお母さん
「この服とこの服、どっちがいいと思う?」
 太陽が眩しい朝。お母さんは、私にそう聞いてきました。
「うーん、どっちも似合うと思うけど?こっちの方が動きやすくていいんじゃない?」
 私は、重いまぶたをこすりながらそう答えます。
「そう、ありがとう!」
 ありがとうと言いながら、その服をもう一度体に合わせるお母さんを横目に、私はそんなお母さんの子供のころが気になっていました。
 今はファッションに気をつけているお母さんは、子供のころもおしゃれだったのでしょうか。それとも、特に気にしていなかったのでしょうか。そんなことを、お母さんに聞いてみることにしました。

「私、ずっと黄色の服を着てたの!」
「えっ!?」
 今はふんわりとした印象の水色や桃色が好きなお母さんも、小さいころは元気な黄色が好きだったのでしょうか。
「なんでわざわざ?」
 すると、お母さんは、困ったように微笑みました。
「私、弟がいるでしょ? だから、弟にあげられるように、男の子も着やすい黄色の服をずっと着せられていたの!」
「えぇっ?」
 予想外の答えに、私は顔をしかめました。私だったら、自分の好きなタイプの洋服を着たいです。そのことについて、お母さんはどう思っていたのでしょうか。
「別に、ふーん、いいアイデアだなー。ぐらいしか思ってなかったよ!」
 おしゃれな今のお母さんと大違いです。大人になると、みんなファッションに気をつけるようになるのでしょうか。
 私は、弟がいる女の子の友達の服を観察してみることにしました。その子の服は、ピンク色のフリルつきワンピースなど女の子っぽい服で、電車好きのその子の弟とは大違いでした。今のお母さんとは違う子供のころのお母さんのファッションに、少し驚きました。

 お母さんは、私とは違ってけっこう、個性的な子供だったんだなぁと思います。今のしっかり者のお母さんとは大違いです。そんなお母さんの個性をたくさん見つけていきたいなと心の中で思いました。
 今日も、お母さんは、自分の好きな水色の服を着て、楽しそうに家の仕事をしています。
(原作を一部改変)