元の記事:5.2作文クラス (929字)
はちみつ hirari 2025/05/08 18:03:40 48116
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言葉の森の毎週の長文課題は学年によって違いますが、大まかな主題として似通ったものがそろう場合はあります。5.2週は、とくにナツメ・マキの内容が似ていますね。
◎ナツメ「人間を科学的に」
人間を科学的に知ろうとすると、人間を機械のように考えようとする傾向がある。人間と機械はどこが違うのか、それは、人間はいつも生きるために行動し、変わってゆくのが人間だが、ただ変わるのではなくて、進歩し、高等になってゆく。しかし、機械は使ってゆくうちにむしろ性能が落ちてゆく。つまり、人間はただ死なないように行動しているというのではなく、進歩発展する点で機械と違い、生きるとはそういうことなのだ。
*長文は敬体ですが、要約は~だ・~である に直してまとめます
*「ただ変わるのではなくて、進歩し、高等になってゆく。」に注目し、これまで日々成長してきた自分について具体的な★体験実例 を書いてみましょう。
◎マキ「生物界の中でヒトと」
★要約 生物界の中でヒトという種を特徴づけてみると、優れた学習能力がほぼ一生にわたって維持される、ということが第一に挙げられる。さらにヒトの場合には、それぞれの個体が自らの直接の経験に基づいて知識を集積するばかりでなく、他の個体の経験を言語などを媒介とすることによって利用することもできる。
★是非の主題「人間にとって学習は大切だ。」
*42-48 ここでの学習・知識は学校での学習以外の経験による知識、また断片的な知識ではない、とあるので、実例も幅広い学び(失敗は成功のもと、のような★体験実例・自然体験・周囲の人の行為や教訓などから得た学び)をあげるとよいです。
◎ヤマブキ「こればかりは自分で」
(要約)人は生きるためにいったい何を必要とし、何を必要としないか。そういう根源的な疑問の前に自分を立たせてみるとき、自分たちがいかに文明の提供する便利や快適の誘惑によって余計なものを多くもたされているか、それら物の過剰によって生そのものを見えなくしているかを知らされる。
*「便利で快適な生活」★意見A「機械化されていないシンプルな生活」★意見B を対比させる
*実例は浮かびやすいと思いますので、★総合化の主題 に自分らしい意見を述べて結んでみましょう。