元の記事:5月2週の作文の書き方です (1925字)
きら kira 2025/05/10 17:12:28 48250
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火曜19時の作文クラスのみなさまへ
お世話になっております。GWから、やや雨の多い初夏でしょうか。明日は母の日ですね。店先のカーネーションも色とりどり、うれしいサプライズが待っているかもしれません。
さて、2週目の構想にとりかかる時期です。1週目がまだの人は、それはお休みにして、2週目を進めていきましょう。
5月2週の作文の書き方です。
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【マキ】まず、要約です。
生物界の中でヒトという種を特徴づけてみると、優れた学習能力がほぼ一生にわたって維持される、ということが第一に挙げられる。さらにヒトの場合には、それぞれの個体が自らの直接の経験に基づいて知識を集積するばかりでなく、他の個体の経験を言語などを媒介とすることによって利用することもできる。つまり、学習が社会的な性格を持つに至っている。ヒトは、このような情報の体系を持つことによって生きのびてきたのだし、また、現在の社会でもこうすることによって初めて有能に行動しうるのである。
ここから「学習は大切である」という意見が導かれます。
●第二段落は 「第一の理由は」と書き出して、まず理由を表すまとまった一文を置きます。★ 複数の理由一
「第一の理由は、人間は学習しないと成長しないからである。」そのあと自分の体験例などを具体的に。★ 体験実例
小さい時から、学習して身に付けてきたことはたくさんありますね。
●第三段落は「第二の理由は、学習するといろいろなことが身につき、役に立つからだ。」など。つまり、学習したことは応用がきくので、実生活に役立てることができますね。
●第四段落 まず、「確かに、遊ぶことも大切だ。遊びから得るものもあります。」と反対意見に理解をしめします。★ 反対意見への理解
つぎに「しかし」と展開して、
★ 名言の引用 最後の主題の前に
「〇〇〇という名言があるように」と引用します。
しかし、「人は食べるために生きるのではなく、生きるために食べるのである」という名言があるように人間が生まれながらに持っている学習する能力を大事にし、豊かな人生を送るべきだ。
【ライラック】
●まず、要約です。
【要約例】 何を読むかという前に、まず面白く楽しい本を夢中で読むという体験を一度味わう必要がある。一度読む楽しさを知った人は、あとは読書の本能と言うべきものによって、自分にぴったりした本を求めてゆく。読書の楽しさの中で最大のものは、想像力による自由感だということもできる。一冊の本を読み終えたとき、私たちは読みはじめる前とは、別人になったように思えることがある。読書が生涯を通じて私たちのそばにあるのは、それが何よりも楽しいことだからである。また、読書によって、スポーツや映画や音楽の楽しみが、一段と豊かになり深くなるのである。
ここから「私は何かに夢中になれる人間になりたい。」といった主題をあげます。
●二段落目は、第一の方法をあげます。「第一に、途中であきらめずに最後までやり遂げようとする強い意志を持つことだ。」★ 複数の方法
そして自分の体験実例をくわしく。今では好きで夢中になれることでも、壁にぶつかってやめようかと悩んだようなこともあるでしょう。続けたからこそ今があるというようなお話を書いてみよう。★ 体験実例
●第三段落は、第二の方法をあげます。「好きなことを集中してできるような環境を整えることだ。」こちらにも具体的な裏付けを。たとえば、学校は集団生活になるため、どうしても時間割というものがあって定時にチャイムが鳴ります。もう少し続けて調たい、練習したいと思う時には心残りになりますね。
●第四段落 まず、反対意見に理解を示し、名言を引用して、もう一度生き方の主題でまとめます。
確かに、「夢中になれることだけをやっていればいいのではなく、他にもやらなければいけないことはたくさんあるだろう。」しかし、「自分が考えるとおりに生きなければならない。そうでないと、ついには自分が生きたとおりに考えるようになってしまう。」という名言があるように、私は何か一つ夢中になれることを持って力強く生きていきたい。
◎複数の方法が、似たようなものにならないようにするには、第一の方法は「自分がこう変わればいいという視点」第二の方法は「自分をとりまく環境がこう変わればいいという視点」で考えるとうまくいきます。
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質問はいつでもどうぞ。
よろしくお願いいたします。
きら