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ゆうと aetoku 2025/06/17 19:12:24 49886
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湾岸戦争では、テレビで戦争が「見える」と錯覚しがちだが、実際には見えているのは一部に過ぎず、見えない部分との対比が顕著になった。映像や情報が大量に流れる明るい部分がある一方で、映像が流れず秘匿される暗い部分が存在する。情報が大量に流れることで、逆に真実の情報が覆い隠されることがあり、現代の情報戦では、情報を流すことで操作が行われる。テレビは映像情報に深く関わり、光の当たる部分のみを伝えがちで、映像化しにくい重要な情報を見落としやすい。リアルな映像であっても、それが真実の一部に過ぎないことを忘れてはならない。人々はリアルタイムの映像に納得しやすく、情報操作への抵抗も弱くなる。米軍のソマリア上陸では、メディアの露出を歓迎するような面もあり、戦争が宣伝重視になってきている。戦争に限らず、政治や文化など様々な分野でテレビへの露出を求める時代となり、テレビの役割と影響がますます大きくなっている。目に見えるものをそのまま信じてしまうのではなく、その裏側にあるかもしれない真実を見極められる人間になりたい。
そのための方法としては第一に、目に見えるものをそのまま受け入れるのではなく、まずは疑ってみることだ。
また、第二の方法としては、まず自分の考えを持つことである。
確かに、映像による情報はわかりやすく、効果的に情報を伝えることができる。しかし、『花はだれが見ていなくても咲いている。』という名言があるように映像の裏側にあるかもしれない、ただ一つの真実を見極められる人間に私はなりたい。