元の記事:7月2週の作文の書き方です (2354字)
きら kira 2025/07/13 16:06:48 50969
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月曜19時の作文クラスのみなさまへ
お世話になっております。
直前になってしまいました。申し訳ございません。
7月の3週目、そろそろ夏休みの宿題や計画がはっきり見えてくる頃ですね。2週目の書き方をお送りします。
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【タラ】「わたしの母(父)」です。前回は子供のころのお話を聞いて書きましたが、今週は今のお母さんのこと、またはお父さんのことです。ご飯を食べているときのこと、いっしょに遊ぶ時のこと、勉強を教えてくれる時、お仕事をしている時、いろいろありますね。
★ 500字以上
★書き出しの工夫 作文の最初を、お父さんお母さんの口ぐせなどではじめてみよう。
★ 自分だけがしたこと お父さんやお母さんと、何かをいっしょにしたことなど。いっしょにお料理を作った、買い物に行ったなど。
★ たとえ 「まるで……のよう」「まるで……みたい」
たとえがなかなか思いつかないときは、お父さんやお母さんと競争してみよう。
★ 心の中で思ったこと 口には出さなかったけれど(出せなかったけれど)、心の中で思ったことを書きます。
お母さん(お父さん)は、いつも家族のためにいろいろなことをしてくれて、ありがとうを言いたいですね。
【ミズキ】まず、要約です。(具体例を入れないようにして。)
ある言語がそれまで接触のなかった別の言語と接触するようになると、そこに相互の交流が生じ、双方の言語の中に相手の言語によるいろいろな変化の起こることが知られている。このような言語変化を、言語学では言語干渉と呼んでいる。このような外来語の問題は言語の問題であると同時に、それはまた文化文明の問題でもある。あらゆる面で伝統的な日本文化とは異なる欧米の文化を、明治の開国とともに一気に、しかも広範囲に輸入し消化するとき、高度の文化文明を簡潔に表現する力をすでにもっていた漢字という言語要素が日本にあったということは、幸運なことと言わねばならない。
●日本は、明治時代に西欧の文化をうまく日本に合うように取り入れることができたという文章です。★ 800字以上
★是非の主題をあげます。「私たちは、新しいものを吸収するときには、自分なりに消化して取り入れていくべきだ。」など。自分に合うようにしてから取り入れるのです。
●第二段落は 「第一の理由は」と書き出して、まず理由を表すまとまった一文を置きます。
★ 複数の理由一
「第一の理由は、異質なものをとりいれる意欲がないと、進歩がないからだ。」そのあと自分の体験例などを具体的に。
★ 体験実例
友だちから聞いたことや、自分で情報収集したことの中から、いいなと思うことは積極的に試してみたいですね。発見があります。
●第三段落は「第二の理由は、そのまま取り入れると自分らしさがなくなってしまうからだ。」
たとえば流行の髪型やファッション、そのまま真似るとみんな同じになります。そして、似合わないこともあるでしょう。勉強法、運動のトレーニング方法なども、自分には合わないこともあります。うまく改良するとマッチしますね。
●第四段落 まず、「確かに、自分のやり方を押し通すこともときには大切だ。」と反対意見に理解をしめします。
★ 反対意見への理解
つぎに「しかし」と展開して、
★ 名言の引用 最後の主題の前に
「〇〇〇という名言があるように」と引用します。
しかし、『自分の心のうちに持っていないものは何一つ自分の財産ではない』という名言があるように自分なりに消化してから何かを取り入れ、自分を高めていくいことが必要だと思う。
【ビワ】まず、要約です。
日本文化圏とフランス文化圏の言語の違いは、赤ちゃん言葉が使われるか使われないかにある。日本では、赤ちゃんに合わせて育児をする。しかし、フランスでは、子供を一人の大人として育児をすることが多い。そもそも、フランスでは、子供中心の家庭生活を営みがちな日本とはかなり著しい対照をなすことが多い。赤ちゃん言葉を採用した日本式のしつけ方は、当然、日本文化で育つ子供の人格形成に大きな役割を果たしているに違いない。
●文化圏の違いで、子育ての方法が異なってくるという文章です。
●二段落目は導かれる一つ目の意見 意見Aをあげます。
★ 複数の意見一
「子供を中心にして愛情たっぷりの子育てをすることは良い。」
★ 体験実例
日本の家庭では、おおむね子ども中心の生活が営まれます。赤ちゃん、幼児のころは必ず家族の目の届くところにいるので安心安全に守られています。成人するまで勉強やスポーツに専念できるのも親の愛情です。信頼や思いやりのある人間になりますね。
●第三段落は、意見Aとは両極の立場の意見Bをあげます。
「しかし、子供を一人の大人としてけじめのある子育てをすることも良い。」
こちらは、実体験としてはないかもしれません。読書実例などで、西欧では子どものときから親と離れて寄宿舎の学校生活を送ったりする場面が見られます。自立心が早くから形成されそうです。
●第四段落 ★ 総合化の主題
まず、意見A,Bの両方に賛同します。
「確かに子供の目線に合わせた子育てにも、子供を小さな大人として扱う子育てにもそれぞれよさがある。」
「しかし、」と展開し、名言を引用したあと★ 名言の引用、意見Cです。
「しかし、いちばん大切なことは、『ロバが旅に出たところで、馬になって帰って来るわけではない。』という名言があるように、自分の手で愛情を持って子供を育てることだ。」
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よろしくお願いいたします。
きら