元の記事:8月2週の作文の書き方です (1801字)
きら kira 2025/08/09 09:14:12 52024
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水曜17時の作文クラスのみなさまへ
お世話になっております。8月も第2週を迎えます。
11日は山の日で祭日、この三連休からお盆休みにつながります。旅行や帰省をされる人も多いと思います。
お知らせしております通り、13日は「休み宿題」となります。作文の書き方をヒントにして、ぜひ書いてみてください。
8月2週の作文の書き方です。
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【ヒイラギ】読書についての文章の感想文です。★ 800字以上
★まず、要約をします。「です・ます」にならないように。
「みなさんには、まだ字を読めないころの読書体験がありますか。想像を絶するほどおもしろかったのです。」「つまり、本を読むというのは、そこにあるものをこちらに運ぶような機械的な作業ではない。場合によっては、作者の意図をもこえて、我々の内になにかを作り上げて行くことなのだと思います。」「中学生の時、読んで少しもおもしろくなかった本の妙味が、年を重ねることによってわかるようになったりもします。そういう読みにたえられる、厚みを持ったものが、古典です。」
読書にはさまざまな楽しみ方があるという文章です。
★ 体験実例 小さいころに夢中で読んでいた本を思い出してみましょう。今、好きな本とはちがっていますね。また、かつて面白くないなと思っていた本が、今ではすらすら読めたりします。お父さんやお母さんの読書の思い出も聞いてみましょう。また、長文のようににふつうと違う読み方楽しみ方をした本がある。漢字ばかりで難解な本だが、好きなゲームのことが書いてあるので読破できたなどが考えられると思います。読書体験についての対話をしましょう。
★ たとえ 「まるで……のよう」「まるで……みたい」
★ユーモア表現 文章の途中に(笑)とでも入れられそうなユーモアを取り入れます。
★ 一般化の主題 「人間にとって読書とは〇〇である」
出会うタイミングによって本は新しい感動を与えてくれます。
【ビワ】感想文です。★800文字
★まず、要約です。「子供のころに、道に迷わなかったのは、どうしてでしょうか。逆説のようになりますが、むしろそれは地図を使わなかったからではないでしょうか。」「子供にとって道というのは、親や友だちに連れられて覚えるもので、何回か歩いているうちに自然と身につくものです。そうして覚えた道では、迷うなどということがなく、自分の体の一部になっていたような気さえします。」「人間は、地図という文化をもったことによって、かえって迷う可能性が高くなったと思えてくるのです。」「外から入ってくる情報は、どんなものでも言えることだと思いますが、正しく使いこなしてこそ、その真価を発揮します。逆に、自らの経験によって手に入れた情報は、文字通り身についたもので、無意識のうちにも行動につながっていくものです。」
●文末を常体にして、さらにまとめてみましょう。人間は、外から入ってくる情報と、自ら体得したものを活用して生きているという文章です。
●二段落目は導かれる一つ目の意見 意見Aをあげます。
★ 複数の意見一
「他人の情報を利用することは大切だ。」
★ 体験実例
これは日常のあらゆる場面で当てはまります。時刻表やガイドブックの活用、勉強方法を先輩に聞くなど。効率よく行動できます。
●第三段落は、意見Aとは両極の立場の意見Bをあげます。
「しかし、自分の経験から得た知恵を生かすことも大切だ。」
自分の力で試行錯誤してたどりついたものは記憶に残ります。また、自転車の乗り方、なわとび、水泳などのように、体験して会得したことは残ります。
●第四段落 ★ 総合化の主題
まず、意見A,Bの両方に賛同します。
「確かに、他人の情報を活用していくことも、自分の体験で方法を見出すことも、どちらも大切だ。」
「しかし、」と展開し、名言を引用したあと★ 名言の引用、意見Cです。
「『理想に到達するための手段はまた、理想への到達を阻む障害でもある』という名言もあるように、ふたつをうまく使い分けて自分の力を伸ばすことが大切だ。」
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よろしくお願いいたします。
次回の授業は20日となります。
きら