元の記事:10.2作文クラス (861字)
はちみつ hirari 2025/10/07 12:48:52 54088
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各学年後半の課題は、実例のバリエーションを増やす練習をします。高3★歴史実例・中2★昔話実例 は、普遍的なことがらが多くありますので、主題にそった実例をさがして引用しましょう。
また、中2★「総合化の主題」は、AとBの二つの意見をCという、より高い次元の意見にまとめていく練習です。中2前期は「AとBをうまく使い分けていくことが大切だ」というような折衷案から始めましたが、後半はできるだけ自分の力で、より高い次元のCという意見を見つけていきましょう。
【プラタナス「効力感は」】
★要約 効力感は、これこそ自分のしたいことだと思える活動や達成を選び、そこでの自己向上が実感されて獲得される。技能が繰り返しによって進歩していくと、子どもは、いわば、内発的によりむずかしい課題に興味を持ち熟達する。親の関わり方は子どもの内部にある知識や価値基準を明瞭化し、それが子どもの行動を導くものになるのを助けるという形で行なわれるべきだろう。
「子供のころから効力感(やる気や自信)を持たせる育て方をするべきだ。」★当為の主題
★方法一 他者(両親・先生・周囲の大人の声かけなど)との関りによって自分が効力感を得た体験実例
★方法二 ★歴史実例 抑圧や統制によって衰退した(江戸時代の改革の良し悪しなど)例をあげて述べる
【ユーカリ「なんでもよく知っていて」】
◎要約 世の中には、情報には疎いかもしれないが、豊かな人生の知恵を持った人がいる。知恵があるかないかは、一に、ものを自分の頭でじっくりと考えているかいないか、の違いではないか。最近の世相を評するのによく使われるのは、いわゆるマニュアル文化ということばである。いまの教育は、家庭でも学校でも、十分に考える訓練をしているだろうか、子どもは自分の頭でじっくり考えるためのゆとりを与えられているだろうか。
★意見A 確かに知恵(自分で考えること)は大事だ。
★意見B しかし、その基盤となる知識(情報)も大事だ。★昔話実例 例)三匹のこぶたの末っ子はレンガが丈夫という知識があったことで難を逃れた、など