元の記事:ある朝、私は一冊の (693字)
まこ akomako 2025/10/16 21:04:50 54505
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ある朝、気の向くままに庭を歩いていった。休日のくつろいだ気分で、散形花の匂いをかいだり、ひとつの花を観察したりした。不思議な、あるひそかな不安を感じながら、少年時代に喜びを味わった、なじみの場所を見まわした。それらは、昔とは違った顔をしていた。花たちさえもつきることのないその魅力をいくぶんか失っていた。汽車が走ってくるのを見たとき、自分の本当の喜びはここでは得られないと思い、その列車に乗って世の中に出てみたいと思った。
人間には無邪気な子供時代も必要だ。
なぜなら、そこで自然や家族と一体になった満足感を味わうことができるからだ。
私も子供の頃、公園でも、川や山などの自然でも、友達や家族と元気いっぱいに遊んでいた。公園では友達と一緒に砂場やブランコ、色々な遊具で遊んでいて、友達とより仲良くなることができた。
人間には、親や自然や友達から離れて、ひとり孤独に自分を見つめるような時代も必要だ。
なぜなら、自立ができるからだ。
桃太郎は、はじめはおばあさんとおじいさんと一緒に仲良く暮らしていたが、鬼退治に1人で行くことになった。鬼退治ではイヌ、サル、キジも協力して共に戦ったが、旅立つときは1人で、仲良く暮らしていたおばあさんおじいさんとは別れてしまう。だが、1人で旅立つことで、桃太郎が自立できるようになり心が強くなって鬼を倒せたのだと思う。
その時間を後悔のないようにたっぷり充実して過ごすことが一番大切だ。
「今日という日は、明日という日の二日分ある。」という名言があるように、その日その日を大切に過ごすのが良い。
これからはその時の時間を大切に、充実した時間にできるように過ごしていきたい。