元の記事:10月3週の作文の書き方です (1905字)  
きら kira 2025/10/16 22:42:33 54508  0
  0     
月曜20時の作文クラスのみなさまへ
 お世話になっております。
 13日はスポーツの日で、常行はお休みでした。2週目の作品に取り組んでいただけたでしょうか。作品ができていましたらアップロードをお願いします。秋は行事が目白押しで忙しいという人は、次回の3週目に取り掛かりましょう。
 
10月3週の作文の書き方です。
----------------------------------------------------
【ムベ】感想文です。ドラえもんを例に挙げて、科学との付き合い方を考える大切なテーマです。
★ 1000字以上
 まず、要約です。具体例の前半をとばして後半に注目するとうまくまとまります。「現代の日常生活は科学文明を過信するあまり、科学に対する基本的な姿勢を忘れ去ってしまっている。便利という言葉に浮かされて出来合いの科学を大量に買い込んで、これでもかという失敗を繰り返しても、実に平気なのである。」「楽することを求めるあまり、科学のなんたるかを忘れて暮らす現代生活のあり方に浴びせた作者の皮肉な笑い。「ドラえもん」の真の面白さは、我々の日常への痛烈な風刺にあったのだ。」
〇ドラえもんの道具を使いすぎて失敗するのび太の姿が思い浮かびます。
★是非の主題 「科学文明を過信しないことが大切だ」と意見化します。
●第二段落は 「第一の理由は」と書き出して、まず理由を表すまとまった一文を置きます。
★ 複数の理由一
「第一の理由は、科学文明を過信しない方が人間らしく生きることができるからだ。」そのあと自分の体験例などを具体的に。
◎ 体験実例
 交通機関が発達して、どこへ行くにも素早く快適に移動できますが、健康のために歩く習慣をつけようという人も多いですね。
●第三段落は「第二の理由は、科学を過信すると重大なしっぺ返しが来るかもしれないからだ。」
★データ実例・長文実例  数字や固有名詞がわかるようなデータを入れて説得力のある文章を書く練習です。
(例)世界の二酸化炭素排出量の割合のデータによると対策が打てているとはいえない。このままでは温暖化が進みさまざまな災害を招くだろう。
●第四段落 まず、「確かに、科学の発達は、人類の生活を快適にした。」と反対意見に理解をしめします。
★ 反対意見への理解	
 つぎに「しかし」と展開して、
★ 名言の引用 最後の主題の前に
「〇〇〇という名言があるように」と引用します。
しかし、「『家の批評ができるのは、建築家ではなくそこに住む人である。』という言葉があるように、科学文明を過信しない生活を送るべきだ。」
【ユーカリ】感想文です。今回は、小説的文章になっています。情景をとらえよう。
★1000文字
〇まず、要約です。
 ある朝家の裏の庭へ入り、少年時代の喜びを味わった。しかし、もはや子供の頃のように無邪気になることはできなかった。緑色のトカゲを捕まえたが、それをどうしたらよいのか全く分からなくなり、幸福感はなくなった。そばを通り過ぎた汽車を見たとき、自分の本当の喜びはここでは得られないと思い、その列車に乗って世の中に出てみたいと思った。
〇子ども時代からはなれ、自立の時期をむかえた主人公です。
●二段落目は導かれる一つ目の意見 意見Aをあげます。
★ 複数の意見一
「確かに、人間には無邪気な子供時代も必要だ。」
◎ 体験実例
 なぜなら、そこで自然や家族と一体になった満足感を味わうことができるからです。子どもの頃、思いっきり外遊びをした体験を思い出してみましょう。友だちとの関係もそこで築かれていきますね。
●第三段落は、意見Aとは両極の立場の意見Bをあげます。
「しかし、人間には、親や自然や友達から離れて、ひとり孤独に自分を見つめるような時代も必要だ。」
★昔話実例  社会実例を昔話や童話の引用として書いていく練習です。
(例)「一寸法師」という昔話では、体が小さいながらも立身出世を夢みてお椀の舟で都にのぼります。 このように、昔話の主人公たちは旅だったり、冒険に出かけたりしますね。
●第四段落 ★ 総合化の主題
 まず、意見A,Bの両方に賛同します。
「確かに、愛情の時代も、自立の時代も、人間にはどちらも必要だ。」
 「しかし、」と展開し、名言を引用したあと★ 名言の引用、意見Cです。
「しかし、いちばん大切なことは、『『脱皮できないヘビは滅びる』という名言もあるように、子ども時代からの変化をうまくとらえることが大事である。」
--------------------------------------
よろしくお願いいたします。
                            きら