元の記事:11月3週の作文の書き方です。 (2093字)
きら kira 2025/11/15 11:30:30 55690
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水曜17時の作文クラスのみなさまへ
お世話になっております。
さて、3週目の作文のテーマのなかで小学6年生のものが「里山と人間の関係」です。りこちゃんの今回のテーマです。りょうまくんも、かつて書いたことを思い出しますね。
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「人間の身近にあって生活のさまざまな面で利用されるような森林を、日本人は里山と呼んできた。この里山の特色は、人間によってきわめて集約的に利用されながら、しかし、けっして消滅することなく、長く維持されてきたことにある。」「この国では長い間、農耕地からの刈り取りと里山からの摘み採りによって人びとの生活が成り立ってきたのである。」「こうした里山への働きかけの底流には、自然への畏敬があった。」
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この関係は、人間の過剰な自然開発によって崩されてきました。また、里山に住む人が減っていくことで、荒れていったこともあります。
まさに、今の熊害、イノシシ、猿による害を引き起こしていると言えますね。
親子の対話で話してみたいテーマと言えそうです。
11月3週の作文の書き方です。
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【フジ】
里山という、人間と自然とのふれあいの場を述べた文章です。
★ 1000字以上
◎ まず、要約です。「人間の身近にあって生活のさまざまな面で利用されるような森林を、日本人は里山と呼んできた。この里山の特色は、人間によってきわめて集約的に利用されながら、しかし、けっして消滅することなく、長く維持されてきたことにある。」「「この国では長い間、農耕地からの刈り取りと里山からの摘み採りによって人びとの生活が成り立ってきたのである。」「こうした里山への働きかけの底流には、自然への畏敬があった。」
〇摘み取りの生活は、自然との共存の姿だったのですね。
◎ 体験実例
似た話は、キャンプなどで自然の残っているところに行って感動したこと。また、ニュースで野性の動物、クマや猿、イノシシが人間の住んでいるところまで下りてくる話をとりあげるのもいいですね。これは里山が管理されず荒れてしまい、動物の食べ物がなくなったことによります。
★前の話聞いた話 作文で話題の転換をする練習です。
お父さんお母さんにも取材しましょう。ニュースで見たり聞いたりした話題もいいですね。
★ たとえ 「まるで……のよう」「まるで……みたい」
★ことわざの引用
★ 一般化の主題 最後は、人間にとって自然とは、とまとめましょう。
「私たち人間にとって自然を守ることとは〇〇である」人間と自然とが共に生き続ける関係をつくることが大切ですね。
【ユーカリ】感想文です。古典というものの価値について述べられています。
★1000文字
〇まず、要約です。
時代の流行を表すような作品は多くの人に読まれるが、いつの間にか消えていく。一方、古典は別の時代にはよみがえってもてはやされることがある。古典は古いものという意味ではなく、永遠に新しいものを古典という。古典は今でも生きており、生きているものが我々に語り掛けているのである。
〇古典とは、古いものではなく時代をこえて生き続けるような価値があるようです。
●二段落目は導かれる一つ目の意見 意見Aをあげます。
★ 複数の意見一
「長い時代親しまれてきた古典は大切なものである。」
◎ 体験実例
文学でも、絵画でも、音楽でも、長い年月を愛され続けているものにふれて、感動した体験を考えてみましょう。昔話、童話なども同様ですね。
●第三段落は、意見Aとは両極の立場の意見Bをあげます。
「しかし、流行のものも多くの人の気持ちを引きつける。」
それは、その時の気分にぴったり合っているからでしょう。
★昔話実例 社会実例を昔話や童話の引用として書いていく練習です。
(例)故事で「守株(しゅしゅ)」という話がある。「宋の農夫が、偶然に切り株にぶつかって死んだウサギを得て、それからはまったく働くことをやめ、またウサギが切り株にぶつかって死ぬのを待った」。いたずらに旧習を守って進歩しないことの例とされる。古いものにこだわるより、新しいものに目をむけよということになる。
★★二段落目と三段落目を入れ替えて、古い物の良さの方に昔話実例を入れるのも効果的です。
●第四段落 ★ 総合化の主題
まず、意見A,Bの両方に賛同します。
「確かに、古典にも流行のものにもそれぞれ良さがある。」
「しかし、」と展開し、名言を引用したあと★ 名言の引用、意見Cです。
「しかし、いちばん大切なことは、『自分の心のうちに持っていないものは何一つ自分の財産ではない」』という名言もあるように、本当に自分の心に響くものを見つけていくことである。」
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よろしくお願いいたします。
きら