元の記事:11月3週の作文の書き方です。 (1595字)
きら kira 2025/11/15 11:34:28 55691
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水曜19時の作文クラスのみなさまへ
お世話になっております。
さて、前回に引き続きの話題となりますが。3週目の作文のテーマのなかで小学6年生のものが「里山と人間の関係」です。うなちゃんも、にすけくんもかつて書いた記憶があるかと思います。
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「人間の身近にあって生活のさまざまな面で利用されるような森林を、日本人は里山と呼んできた。この里山の特色は、人間によってきわめて集約的に利用されながら、しかし、けっして消滅することなく、長く維持されてきたことにある。」「この国では長い間、農耕地からの刈り取りと里山からの摘み採りによって人びとの生活が成り立ってきたのである。」「こうした里山への働きかけの底流には、自然への畏敬があった。」
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この関係は、人間の過剰な自然開発によって崩されてきました。また、里山に住む人が減っていくことで、荒れていったこともあります。
まさに、今の熊害、イノシシ、猿による害を引き起こしていると言えますね。
この機会に、親子の対話で話してみたいテーマと言えそうです。
11月3週の作文の書き方です。
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【ムベ】私たちは、予定された未来のために行動させられてたいへん窮屈なのではないかという文章です。
★ 1000字以上
まず、要約です。「「ああすれば、こうなる」型の社会では、さらに違った側面が現れる。その一つは、時間の変質である。」「「ただいま現在」の意味とはなにか。それはすなわち、「予定された未来」を指すのである。」「それなら未来とはなにか。本来の未来とは、なにが起こるかわからない「ああすれば、こうなる」で拘束されていない時間である。」
〇具体例が入っているためまとめにくい文章ですが、「私たちは予定された未来のために今を生きてしまっている。本当の未来はどうなるかわからないものなのに。」という内容です。
★是非の主題 ここから「未来の準備のために生きるのではなく、今この瞬間を大切に生きることがよいと思う。」という主題をたてます。
●第二段落は 「第一の理由は」と書き出して、まず理由を表すまとまった一文を置きます。
★ 複数の理由一
「第一の理由は、先のことを考えても未来はどうなるかわからないからだ。」そのあと自分の体験例などを具体的に。
◎ 体験実例
予定された行事のために、他のことをキャンセルして準備したのに、中止になってがっかりしたといったことはありませんか。それなら、遊びに行っておけばよかったなあ、など。
●第三段落は「第二の理由は、未来のために今を犠牲にするのはむなしいからだ。」
かなりストレスがたまりそうです。
★データ実例・長文実例 数字や固有名詞がわかるようなデータを入れて説得力のある文章を書く練習です。
データ集のなかの、子どものストレス解消法などを引用してみましょう。本来ならば、子どものうちにストレスを感じるのはおかしいです。
●第四段落
★ 反対意見への理解「確かに、確かに予定を立てることは大切だ。」と反対意見に理解をしめします。
つぎに「しかし」と展開して、
★ 名言の引用 最後の主題の前に
「〇〇〇という名言があるように」と引用します。
しかし、「『私たちの人生は、私たちが費やしただけの価値がある。』という言葉があるように、そのときそのときを精一杯生きていくことが自分らしい人生をつくるのだ。」未来のためにとあくせく生きるのはまちがいですね。
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よろしくお願いいたします。
きら