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加藤信彦 aohita 2026/02/24 16:03:05 59463
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大相撲では観客が飲食や会話をしながら観戦しており、静かに集中して鑑賞するという近代的な芸術の見方とは異なることに驚かされる。コンサートホールのように演じる側と観る側を分離する仕組みは、芸術を特別なものとして味わうために作られてきた。しかし近年は、観客が参加する形の活動も増えている。これからの文化や行事は、観るだけでなく参加できる形を大切にしていくべきだと考える。
そのためにはまず、参加による多少の混乱を受け入れることが必要である。学校の文化祭で、展示を見るだけでなく体験コーナーを設けたクラスがある
次に、運営する側がすべてを決めすぎないことも重要である。部活動で、顧問や上級生が細かく指示を出しすぎて、部員は受け身になってしまった。逆に練習方法や目標を部員同士で話し合って決めたときうまくいった
確かに、静かに集中して鑑賞する場が必要な場合もある。授業中や演奏会では、周囲への配慮が欠かせない。しかしそれだけでなく、参加できる機会を増やしていくことが、これからの社会には求められている。行事や活動は、作る側だけでなく関わる人全員で形にしていくものだからである。