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5.2 (770字)  ゆうと aetoku 2026/05/10 08:53:10 62203   1     

一つの集団は、一人の裏切者と一人の犠牲者を生み出すことによって完成され、集団は論理的に構成される。はじめにキリストがあって十二人が従ったのではなく、変転としてとらえどころのない奇妙な関係の中に十三人が居て、放浪の末にユダとキリストを生むことによって一つの関係として完成された。ユダが裏切者として発明されることによってはじめてキリストが犠牲者となり得た。創世記のアブラハムの物語にも、一方的に神にのめりこむ心情が自らのうちに裏切者を用意しそれに対する憎悪で相殺され安定する契機が読み取れる。裏切者は集団の対人関係の独立して自己完結しようとするメカニズムが必然的に生み出す形態であり、裏切るという行為は相対的で集団は永遠にそれを対象化できず、そのため内部を律するメカニズムを持続的に緊張させつづける。新約ではキリストは外部勢力よりもユダに対して緊張し、集団は外部に対抗するより自己完結を選び、自ら裏切者を用意した。集団は衰弱期に自己完結を目指し、裏切者と犠牲者によって緊張しあう安定を得るのである。私たちは、内部に敵を作らなくてもやっていけるように、個々人がもっと強くなるべきだ。

まず第一に、心構えとして、うまく行かないことを他人のせいにするのではなく、まず自分の努力不足として考えることだ。

第二に、為政者が、内部の敵を作る前に、情報を公開することである。オープンな情報が流れれば、だれかを一方的にスケープゴートに仕立てるというやり方は通用しなくなるだろう。宗教団体なども、内部の話し合いを公開するようにすれば、オウム真理教のような行き過ぎには至らないだろう。しかし、オープンにすると、話し合いそのものがないということが明らかになるかもしれない。

自国に対する賞賛が他国に対する軽蔑によって支えられているのであってはならないという名言があるように



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