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8.3 (520字)  ゆうと aetoku 2026/08/23 17:43:38 65824   1     

イスラーム教徒の日雇い労働者だったその男は仕事をなくし、家にあった食べ物も底をつき、家族は飢えていた。それでやむをえず、薪をとどけるため、抗争のまっただ中をヒンドゥー教徒の居住する地区に出てきた。通りでヒンドゥー教の暴徒に背中を刺され、結局病院に運ばれる途中で死んでしまった。単なる悲劇ということをこえて、なぜイスラーム教徒だけが仕事を失うことになったのか、なぜ危険を冒さなければならない状況に陥ったのかを考えれば、日頃からイスラーム教徒が不安定な職にしか就いておらず、何かあれば職を失いやすい境遇にあったという社会的状況が見えてくる。同じ状況下にあるからといって、誰にでも同じように惨禍がふりかかるわけではない。そこにセンが語るように「社会的なもの」のはたらきを探ることができる。私たちは、本当の意味での平等を実現していくべきである。そのために考えられる方法は二つある

第一の方法としては、慣習や思い込みを考え直していくことだ。

第二の方法としては、国際理解をすすめる為に情報の普及をはかることだ。

確かに、法的な平等を確保していくことも大切だ。しかし、私たちは文化的なものから来る無意識の差異をのりこえて、真に平等な世界をつくっていくべきだ。



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