元の記事:喧嘩 (1167字)
花蓮 kikaren 2026/10/04 09:33:50 67172
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この前、友達のAさんとBさんが喧嘩をした。二人は休み時間に一緒に遊ぶ約束をしていたのに、Bさんが別の子と先に遊び始めてしまったのだ。Aさんは「約束したのに、なんで先に行くの。」と言った。Bさんは「待ってたけど来なかったじゃん。」と言い返した。Aさんは日直の仕事で遅れていただけだったので、とても腹を立てていて、その日は一日Bさんと口をきいていなかった。帰りの会の時も、二人は目を合わせていなかった。いつもは一緒に帰る二人が、その日は別々に帰っていった。私はそばで見ていて、どうしたらいいか分からず、何も言えなかった。次の日、Bさんの方から「昨日はごめん。」と言っていた。Aさんも「私も言い方が悪かった。」と謝っていた。それからの二人は、前よりも仲良くなったように見える。
私は喧嘩は良いと思う。
一つ目は、喧嘩をすると相手との関係が深まるからだ。喧嘩をすると、普段は我慢して言えないことも本音で言える。また、相手が何に怒っているのかを見ると、その人が何を大切にしているのかが分かる。Aさんが怒ったのは、遅れた理由も聞かずに先に遊ばれてしまったからで、Aさんは約束をとても大事にしていたのだと分かった。Bさんもそれに気付いたから、自分から謝ったのだと思う。そして、仲直りをすると、一度乗り越えたという経験が信頼につながる。そもそも、遠慮している相手とは喧嘩にならない。二人は普段から仲が良いからこそ、本気で怒ることができたのだろう。だから「喧嘩ができる関係」というのは、それだけ信頼し合っているということだと思う。
二つ目の理由は、喧嘩は自分の成長につながるからだ。小さい頃、祖父母の家に帰る時、私は新幹線で姉と母の隣の席を取り合ったことがある。私が先に座ろうとしたら、姉が「この前もそっちだったでしょ。」と言って譲ってくれなかった。私はすごく腹が立って、言い返した。結局、母に「順番にしなさい。」と言われて、その場は終わった。でも後で考えると、ただ席が欲しかったのではなく、母ともっと話したい、かまってほしいという気持ちがあったのだと気付いた。もし姉と喧嘩をしていなかったら、自分のこの気持ちには気付かなかったと思う。このように、喧嘩をすると怒りの裏にある本当の気持ちに気付くことができる。また、どう言えば相手に伝わるのかを考えるので、伝える力もつく。さらに、謝ったり、相手を許したりする力も育つ。これは大人になっても人間関係で大事な力だと思う。
確かに、喧嘩をすると嫌な気持ちになるし、しない方が楽だと思う人もいるだろう。しかし、喧嘩をしないまま過ごすと、本音を言い合うことも、相手を深く知ることも、仲直りの仕方を学ぶこともできない。AさんとBさんのように、喧嘩をしたからこそ仲が深まることもある。だから、喧嘩はした方が良いと思う。