元の記事:10月3週目の作文の書き方です (1369字)
きら kira 2023/10/10 21:19:12 24664 5
お世話になっております。体育の日のあった三連休、いかがお過ごしでしたか。休日をおおいに楽しむことも体験実例として作文の栄養になりますね。作文を書く時間がとれなかった場合は、それでかまいません。このあとは、3週目の作文の準備をしましょう。
三週目の作文の書き方です。
【ヌルデ】 第一段落は要約です。長文の中から大事なところを三つか四つ選び、自然につながるように文を組み立てて書きます。「あなたがたはとくと考えたことがあるでしょうか、今も日本がすばらしい手仕事の国であることを。」「しかし、残念なことに日本では、かえってそういう手の技が大切なものだという反省がゆき渡っていません。それどころか手仕事などは時代にとり残されたものだという考えが強まってきました。」「日本の固有な美しさを守るために手仕事の歴史をさらに育てるべきだと思います。」★このとき、文体を常体に変えます。
自分で何かを手作りしてみた体験を書いてみましょう。お店で売られているもののようにきれいにはできなくても、愛着がわきます。また、手作りの品をもらってうれしかったことも書いてみましょう。ご両親にも取材しましょう。最後は、要約とも関連させて「わかった」ことをまとめます。
【フジ】 要約します。「「笑う門には福が来る」のであって、福が来るから笑うのではない。」「運と見えるものは日常の生き方の結果である。」「毎日のささいな生活上の連続が大きな幸運や不運を運んでくる」「人知れず苦労をしていない人はすぐに物事を幸運とか不運とかでかたづけてしまう。しかし幸運と見えても、うまくことを運ぶにはかげでそれなりの長い長い努力や苦労がいる。「人生の消耗にたえられる人は、幸運な人である」とカソンは言う。困難のない人生などない、これが人生の運を考える時の大前提である。」
努力をした人に幸運がやってくるのだというテーマです。似たお話は、がんばったので良い結果が得られたということを考えてみましょう。聞いたお話は、ご両親に取材するか、「伝記」などで読んだ偉い人の努力のことでもいいですね。最後は、「人間にとって努力とは」あるいは「幸運とは」とまとめてみましょう。
【ムベ】 ドラえもんを例に挙げて、科学との付き合い方を考える大切なテーマです。
まず、要約です。具体例の前半をとばして後半に注目するとうまくまとまります。「現代の日常生活は科学文明を過信するあまり、科学に対する基本的な姿勢を忘れ去ってしまっている。便利という言葉に浮かされて出来合いの科学を大量に買い込んで、これでもかという失敗を繰り返しても、実に平気なのである。」「楽することを求めるあまり、科学のなんたるかを忘れて暮らす現代生活のあり方に浴びせた作者の皮肉な笑い。「ドラえもん」の真の面白さは、我々の日常への痛烈な風刺にあったのだ。」
そして、「科学文明を過信しないことが大切だ」と意見化します。第一、第二の理由をあげて例をあげていきますが、第二の理由の方で、ヒントにあるようにデータ実例を引用します。このとき、くわしく数値を取り入れるのがポイントです。自分の文章を科学的な論説文にしあげるつもりで書きましょう。
よろしくお願いいたします。ご質問はいつでもお寄せください。
きら