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ほのみ akasaho 2023/09/20 16:57:37 23984
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●要約(200字程度)
日本人の旅行者たちは、世界中どこに行っても身のまわりに「日本」をもって動き回る。日本人が持ち歩く「日本」を筆者は「文化的カプセル」と呼んでいる。その中に入っていると、目に見えない文化の皮膜のようなものが、日本人を外界から遮断してくれるのである。ある年のお正月にハワイに多くのの日本人観光客がやってきたので、ハワイの家庭訪問プログラムを作ったが、参加者はたったの六人だった。人間は、自分にとってなじみのある世界から離れることを非常に嫌う習性がある。日本人の場合、「文化カプセル」の皮膜がかなり強いのだと筆者は言っている。
●体験実例(自分のはなし)
・日本国内の旅行でも、歯ブラシや歯磨き粉、パジャマなどの日用品は自分がいつも使っているものを持っていきたくなる。
・日本ならコンビニやスーパーが大抵どこにでもあるから、わざわざ持って行かなくても困ることは少ないだろう。
・この前名古屋に行った時に、母と旅行の準備をしながら、
「必要なものがあったら名古屋で買えばいいよね。」
と話していた。
・でも、新幹線でも買えるし、旅行先でも買えるのに旅行先や新幹線で食べるためのお菓子を買い集めてスーツケースに入れていた。
・それに、歯ブラシやパジャマも、ホテルについているのに、いつも使っているものを日数分詰めていた。
・東京に夏休みに旅行に行った時も、ハンバーグやパンなど家の近くでも食べられるような食べ慣れているものを食べた。
・自分がいつも使っているものを持っていきたくなるのも、自分の「文化的カプセル」の中になるべく入っていたいからだろう。
・自分の「文化的カプセル」がまるでお守りのようになって、そのカプセルに少しでも入っていると落ち着くのだろう。
●聞いた話、似た話(前の話、調べた話)
・母と父は、海外に行ったら日本との違いを楽しみたいタイプらしい。
・だから、海外に行く時に添乗員付きのツアーにはあまり行ったことがないそうだ。
・ツアーだとついていけば観光名所に連れて行ってくれるし、バスや電車も自分で調べなくても乗ることができるから、楽。
・自分で予定を立てるとよく失敗をするしすべて自分で調べないといけないから、大変でずっと不安でいっぱい。
・母と父が北欧に行った時、ホテルからスーツケース二つは運べない距離にある他のホテルへ持っていくために不安だったけれど、荷物を運んでくれる人に送ってもらった時の話。
・行った場所の市場に買い物に行ったり、電車に乗ったりしてその国の生活を体験すると、沢山失敗をしたり、不安になったりする。
・でも、その国のことを知ることができるから、自分の世界を広げることができる。
●たとえ(まるで、みたい、よう・・・)
●ユーモア表現
●一般化の主題(…は人間にとって…である)
・「文化的カプセル」は日本人にとってはお守りのようなものでカプセルからなかなか出ようとしない。
・「文化的カプセル」から出ることは人にとって、自分の世界を広げてくれるものだ。
・それは、カプセルから出ることで、他の国の文化を深く知ることができるからだ。
・私もカプセルから出ることはきっと難しいと思うけれど、チャンスがあれば頑張って「文化的カプセル」から出て、自分の世界を広げたいと考えた。