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元の記事:
10月 保護者さまへ (1834字)  ふつ hutu 2023/10/26 19:35:21 25340   5  

言葉の森のトップページにある保護者懇談会資料です。

1.世の中の大きい変化
 大学の総合選抜入試が増えている。今後は総合選抜が主流に。
 「しかし、総合選抜と一般入試のどちらが……」という問いは、もう時代遅れ。
 大事なことは、大学入試をゴールにすることではなく、社会に出てからの仕事をゴールにすること。

2.社会に出てからの仕事も、今は大きく変わっている。
 昔、大企業、銀行、マスコミ、公務員、医師、弁護士などは人気の仕事だった。
 それは、日本の社会全体が右肩上がりで成長している時代だったから。
 今、社会は新しい成長の方向を模索している。
 東大でも、トップクラスの学生は起業を目指し、大学もそれを授業や融資制度でバックアップしている。
 それが可能になったのは、資金調達が容易になった、失敗してもやり直しが効くようになった、ネット環境と新しいツールで大きな組織や設備が必要なくなった、ことなどによる。
 学力は、とりあえず全教科オール4(と5が少し)を目指していれば十分。
 重箱の隅をつつくような試験で、必要以上の高得点を取る必要はない。
 そのかわり、空いた時間で、説明文意見文の読書に力を入れる。
 勉強は頭をよくしないが、読書は頭をよくする。

3.子供の生活の重点は、読書、数学、興味関心を伸ばすこと。
 数学の感覚は、文系でも必要になる。
 数学は得意になるまで時間がかかるので、小中学生のころに少なくとも苦手にしないこと。
 思考力の土台は、日本語力。
 低学年からの英語のやりすぎには弊害がある。
 英語・中国語などの外国語の習得は、今後のAIの発達で重要度が低下する。
 やがて、日本語力だけで世界に進出できるようになる。

4.小中高生の読書は、学年相応の本を読むことが大事。
 低中学年のころに、絵本や漫画は娯楽として読むのはもちろんよいが、毎日の読書としては、必ず字の多い本を読む必要がある。
 読書の習慣は勉強よりも大事なので、
 子供が自分で読むのを嫌がるときは、保護者が読み聞かせをする(小学生になっても読み聞かせは有効)
 幼児低学年の子供の問題行動(言うことをきかない、騒ぐ、暴れるなど)は、読書によって日本語が入ると自然に改善する。
 低中学年の読書は、質よりも量が大事なので、面白い本をふんだんに読むようにする。
 真面目な本、勉強的な本だけでは、読書に熱中する習慣が育たないから、物語文の面白い
本を読むようにするとよい。
 小学校高学年、中学生、高校生は、物語文はもちろん読んでもいいが、物語文だけでは思考力がつかない。
 今後の国語の入試は、物語文の読解から、説明文意見文の読解に比重が移る。
 説明文意見文の本は、ちくまプリマー新書、岩波ジュニア新書などを参考にするとよい。
 読書は、読んでいてあまりおもしろく感じなかった場合は、目次をもとに必要なところだけ読んで次の本に移るとよい。
 読書は、2冊以上を並行して読んでよい。1冊を読み終えるまで次の本を読まないということのないように。

5.これから重要になる、コミュニケーション力、プレゼンテーション力。
 日本の教育文化では、発表力は軽視されているが、今後の大学入試では、面接、口頭試問、集団討論などに対応できる力が必要になる。
 そのため、オンラインクラスでは、読書紹介、一人一言など、生徒が自分から話す時間を取るようにしている。
 一見雑談の時間のように見えるが、短い時間で的確なことを簡潔に面白く言える力は、将来役に立つ。

6.学年別・教科別のまとめ
・国語の勉強は、読書と問題集読書と読検の解説(問題集読書は、毎日1~2編音読で読み、1冊の問題集を年間を通して5巡繰り返す)。
・算数数学の勉強は、問題集を1冊決めて、できなかった問題を解法を見て理解し、できなかった問題だけを反復して、全部の問題が完璧にできるまで繰り返す(5巡が目安)。
 算数数学の勉強は、毎日1ページが目安。
 苦手な人は、学年を下げて、毎日2ページを目標に。
 算数数学が得意な人は、学年を上げて進む。
・受験生は、志望校の過去問対策を勉強の基準にする。
 過去問で7割取れるようになることを目標に、勉強の重点を決める。

とにかく「読書」が大事です。どんな本でも読めばよいというものではありませんが、できれば良質な本も読む本に加えてくださいね。
★項目が変更になっています。項目表を確認し、新しい★項目にどんどん挑戦していきましょう。
来月もどうぞよろしくお願いいたします。



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