元の記事:12月3週の作文の書き方です。 (1511字)
きら kira 2023/12/13 13:05:47 27121 1
お世話になっております。
年の瀬となり、今回のテーマが今年の最後の作文となります。3年生以上のみなさんは、感想文で書き納めですね。来週はクリスマスの作文発表会となります。
12月3週の作文の書き方です。
【ヌルデ】まず、要約です。「食事というものは、いろいろな条件に制約された文化という構造体の重要な部分である。何をいつ食べるか、それをどう食べるか、食べていけないものは何か、といったことに関して、どの国の食事にも、さまざまな制限や規則が習慣として存在する。」「文化の単位をなしている個々の項目(事物や行動)というものは、一つ一つが、他の項目から独立した、それ自体で完結した存在ではなく、他のさまざまな項目との間で、一種の引張り合い、押し合いの対立をしながら、相対的に価値が決まっていくものなのである。自分の文化にある文化項目(たとえばある種の食物)が、他の文化の中に見出されたからといって、直ちにそれを同じものだと考えることが誤りなのは、その項目に価値(意味)を与える全体の構造が、多くの場合違っているからである。」★後半にまとまっています。
ひとつをとってみると似ているようでも、文化は異なるものだという話です。国によって習慣や行動が違うことで知っていることを書いてみましょう。調べたり、聞いたりしてさらに書き加えていきます。最後は「わかったこと」でまとめましょう。
【フジ】まず、要約です。「がんばることが大好きな日本人は、さまざまな場面で「努力」「勉強」などという言葉を好んで使います。」「「勉強」には、「学問につとめはげむ」という意味の中に、何かを無理じいするニュアンスがふくまれるため、はじめからいやな印象がつきまとっているのです。」「自分の勉強する目的をはっきりさせ、勉強する中で自分の生きがいを見出すことができたら、「勉強」も苦痛ではなく、充実したものになるでしょう。」「大切なのは、何のために学ぶかです。したがって、学生時代とはこの課題を「勉強」を通じて考えていく、いわば自分探しの旅の始まりにもたとえることができるでしょう。」★文末を常体にします。
勉強とはやらされるものではなく、自分の目的のためにやる手段であるという話です。
自分から進んでやる勉強は楽しく、やらされるものはつらいという体験を書いてみましょう。お父さんお母さんにお話を聞いたり、好きなことを極めた偉人の話を書いてみましょう。
【ムベ】まず、要約です。「語源がわからなくなると、もとの語の発音や意味に変化を来すことがある。漢語の場合には、それに使われた漢字が忘れられると、意味用法の転ずることが少なくない。」「言葉の正しさを論ずる時にとかく語源が引き合いに出されるが、語源の通りでは社会状勢の変化のために合わなくなるものが多い。社会は複雑になり、人の心理も単純ではなくなるから、語源の通りであることが正しいということになると、今の現実の社会には合わないことになる。」「結局、言葉は各人の言語意識によって動いて行くようである。そして、その言語意識を作り上げるのは、主としてその人の経験、教養、学校で受けた教育である。言葉の正しさの規範意識もそこから生まれ出るようだ。」
言葉は語源を離れて変化していくという話です。筆者は各人の言語意識にしたがえばよいと言っています。そこから「私は実態に合わせて言葉を変えていくべきではないと思う。」という意見をあげて理由を考えます。理由はヒントを参考に。データ実例は「慣れ親しんだもの」にちなんで旬の野菜や、洋食より和食というものなどが使えそうです。
よろしくお願いいたします。
きら