元の記事:2月2週の作文の書き方です。 (1661字)
きら kira 2024/02/08 20:40:23 29326 2
お世話になっております。
旧正月で、立春の節目ですが、やはり一番の寒波となりました。スキーを楽しむにはうれしい雪も、街に降ると大混乱でしたね。
「一月往ぬる二月逃げる三月去る」と、三学期は忙しく瞬く間と言われます。なんとその二月に、今年は二回三連休があります。お子さんたちは大喜びですが、大人は追われますね。
来週から、5年生の男の子がクラスメンバーになります。楽しくなりますね。
2月2週の作文の書き方です。
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【テイカカズラ】「なみだがぽろり」です。泣いたことなんかないという人もいるかもしれません。けれども、涙はいろいろなときにこぼれます。うれしいとき、かなしいとき、自分のことでも、本や映画の世界のこともあるでしょう。わさびやからしでツーンときたり、玉ねぎを切ったときもなみだが出ます。
まず、自分のなみだがぽろりのことを書いてみましょう。お父さんやお母さんの体験も聞いてみましょう。
最後は、心の中で思ったことを書いて、動作情景で結びます。
【ネコヤナギ】まず「要約」です。「チョウチンアンコウの最初の記録は一八三七年であるから、もう一五五年も昔から大勢の学者の興味を引いていた。しかし生きたチョウチンアンコウがどのようにして光るのかは、長らくだれも知らなかった。一九六七年、日本の水族館においてそれが確かめられた。」「深海魚が水族館で飼えないのは、それが深海に棲んでいるという事実よりも、深海に棲んでいるために皮膚や内臓が傷つきやすい、体がもろくてこわれやすい、環境の変化に弱いという理由の方が大きいようだ。」「いつかは発光魚を含む深海生物が水族館で生きているのを見たい、見せてあげたいと思う。水温も、比重も、水質も、明るさも、自在に調節できるようになった現在の水族館で、未解決の課題として挑戦するのにふさわしい相手であろう。」
チョウチンアンコウのような深海魚を飼育するのは今でもむずかしいことだという文章です。つまり、人間が自然の真似をするのは難しいのです。
自分らしい似た体験を考えましょう。野生の生き物をとってきて飼おうとしたけれど、なかなか難しい。だんだん元気がなくなったので自然にもどしてあげたというような話です。もう一つは、ご両親に取材したり、本やテレビで知ったこと。たとえば動物園は動物たちがなるべく自然にくらせるようにさまざまな工夫をしていますね。
最後は「わかった」ことをまとめます。
【メギ】まず「要約」です。新聞の紙面を縁日の様子にたとえた表現になっています。「どちらかといえば、私は、行間と余白の読み手であるのかも知れない。そういう意味で私は、新聞を、月一度とか二度でなく毎日立つ縁日のようなものであると見ているふしがある。」「ということになると一番楽しく、ぴったりしているのはやはり広告欄という名の夜店通りかも知れない。」「縁日であるから、やはりそこには、日常生活の時間の流れと異なった、さまざまな偶然の介入があった方がよい。」「さし当たって、新聞の中にそうした偶然が潜んでいる空間を探すとすれば、それはやはり、あちこちに散らばっている情報である。情報もできるだけ、個人がひそかに培養している「私」文化といった、あまり人と分かち持ちたくないものに直接プラスになるものの方が、意外性の面ではより高いように思われる。」
筆者は、新聞を読む楽しさをメインの記事ではなく、広告や書評などのおまけのような部分に見出しているようです。そこから「行間や余白といったものにもっと目を向けるべきだ。」という主題をあげます。
理由などはヒントに詳しいです。私たちは、とかく物事の主要な部分だけに目を向けがちですが、休憩や雑談などのなかにも大切な発見があります。そういう部分にも目を向けようという主題です。
よろしくお願いいたします。ご質問やお便り、いつでもお待ちしております。
きら