私は、最近「ふしぎ」なことに気づいた。それは、地球という惑星がなぜ誕生できたのか。という事や、他人が見ている色は私が見ている色と違うのではないかということだ。どちらもなぜそうなっているのかはわからないが、それらは勝手に決められているということだけは確かだ。
　確かに、人類共通のものさしがあれば、物事を図りやすくなるだろう。
　しかし、一人一人違う指標があるからこそ、これほどに創造的な世界になっているのではないだろうか。
　このように、人類共通の物差しがあればよいという意見も、個人の指標が大切だという意見もある。だが、最も大切なのは、そのバランスなのではないだろうか。人間とは求めている限り迷うものだ。という名言があるように、どちらがいいかなんて考え出すと、いつまでも永久に悩み続けることになってしまう。寿命が決まっている私達の世代では、一度バランスをとって様子を見て、人類が永久を手に入れたときにその問題に取り掛かるのが良いだろうと私は考えている。