元の記事:5月2週の作文の書き方です (2704字)
きら kira 2024/05/08 18:34:33 32873 2
お世話になっております。
ゴールデンウィークはお天気にも恵まれ、新しい体験をしたり新しい場所に行ったり楽しい思い出ができたことと思います。体験談をぜひ、これからの作文のなかに活用していきましょう。
次回は5月2週目の作文になります。1週目がまだという人は、それはお休みにして次の作文の準備に入りましょう。
5月2週の作文の書き方です
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【カキ】自由な題名です。1週目と同じように、連休でおでかけしたことや、家族で遊んだことなど、★印を思いつきやすいできごとがいいですね。
★ はじめに絵をかく(構想メモでもいいですよ)
★ 名前・数字 どこかに出かけたときなど、場所などの名前(固有名詞)や日時などの数字を書いていくと、正確な文章になります。
★ たとえ 「まるで……のよう」「まるで……みたい」
★ 思ったことを長く 「楽しいと思いました。」「悲しいと思いました。」だけではなく、「……ので、楽しいと思いました。」「どうして……か不思議に思いました。」
会話「 」も入れて生き生きと書いてみましょう。
【サツキ】テーマは「料理をつくったこと」です。前回のお手伝いと同じように、お休みの日に、実際にやってみてメモをつくると生き生きとした文章になりますよ。自分の得意料理のことでも、初めてチャレンジするものでもいいですね。お父さんやお母さんといっしょにやってみましょう。
★書き出しの工夫 料理をしているときの音や、セリフで書き出してみましょう。
★ もし…だったら 想像したことを取り入れます。「もしぼくがレストランのシェフだったら……。」
★ たとえ 「まるで……のよう」「まるで……みたい」
★ 自分だけが思ったこと ほかの人が思わないような思ったことを書く練習です。誰もが持つような感想ではなく、ユニークな感想を書きます。
【ナツメ】感想文で、まず要約です。
【要約例】
機械と人間は同じではない。人間は、いつも生きるために行動するということが違う。人間は、ただ動いていればいいというものではない。進歩し、高等になってゆく。つまり、人間はただ死なないように行動しているというのではなく、進歩発展するという点で機械と違う。
人間と機械を比べると、人間は同じことを繰り返すのではなく進歩できるところがすばらしいという文章です。
★ 体験実例 自分の生活のなかで、機械のすることと人間がすることを比べてみましょう。機械の鉛筆削り速いしいつも同じに削ることができますが、手で削ると少し太めにとか、加減ができます。お家の人にも聞いてみましょう。機械でする食器洗いと、手洗いは? レンジでチンする料理と、火加減をみながら煮込むものでは? 自動販売機で買う時は変更できませんが、お店の人で会計するときは変更したり追加したりできます。
★ たとえ 「まるで……のよう」「まるで……みたい」
★ わかったこと 機械にはできない、心のある行動が人間にはできます。人間はつねに進歩発展するところがすばらしいですね。
★文末を統一しましょう。「です・ます」ではなく「だ・である」の文体に。
【ハギ】まず、要約です。「昔からある「花便り」のほうが、はるかに風情に富むのである。「つぼみふくらむ」「ちらほら咲き」「八分咲き」「散り初め」「落花盛ん」「散り果て」。花便りの言葉も、微小感覚を表し分けて、まことに風情に富んでいる。」「ところが、散り初めのころのある日、枝を離れた花びらを見ていて、これが地面に達するまでのあいだの状態を、ぴたりと表す言葉がないのに気がついた。」「花便りのいろいろの言葉を作り出し、育ててきた日本語だから、私のまだ知らないところに、あの美しさを表す言葉があるかもしれない。もし日本語にそれがなければ、それは日本語の語彙の貧弱を意味すると、二十年前と同じことを考えさせられた。日本語になくてはならない言葉のように思えるのだが。」
言葉の世界は奥深くて、まだまだ知らない言葉があることに気づくという文章です。
★ 体験実例 自分の体験で、感動のあまり言葉が見つからなかったようなことを考えてみましょう。きれいな景色を見た時、たまらなくうれしかったとき。「きれい」「うれしい」では言葉が足りないように感じます。私たちはすぐに「すごく」を使いますが、これも言葉足らずになるときの秘密兵器のようなものだと思いませんか。お家の人にも聞きましょう。
★ たとえ 「まるで……のよう」「まるで……みたい」
★ 一般化の主題 「〇〇とは人間にとって〇〇である」
言葉とは、どこまでも探求したいものですね。言葉の森は深い森です。
【マキ】まず、要約です。
生物界の中でヒトという種を特徴づけてみると、優れた学習能力がほぼ一生にわたって維持される、ということが第一に挙げられる。さらにヒトの場合には、それぞれの個体が自らの直接の経験に基づいて知識を集積するばかりでなく、他の個体の経験を言語などを媒介とすることによって利用することもできる。つまり、学習が社会的な性格を持つに至っている。ヒトは、このような情報の体系を持つことによって生きのびてきたのだし、また、現在の社会でもこうすることによって初めて有能に行動しうるのである。
ここから「学習は大切である」という意見が導かれます。
●第二段落は 「第一の理由は」と書き出して、まず理由を表すまとまった一文を置きます。★ 複数の理由一
「第一の理由は、人間は学習しないと成長しないからである。」そのあと自分の体験例などを具体的に。★ 体験実例
小さい時から、学習して身に付けてきたことはたくさんありますね。
●第三段落は「第二の理由は、学習するといろいろなことが身につき、役に立つからだ。」など。つまり、学習したことは応用がきくので、実生活に役立てることができますね。
●第四段落 まず、「確かに、遊ぶことも大切だ。遊びから得るものもあります。」と反対意見に理解をしめします。★ 反対意見への理解
つぎに「しかし」と展開して、
★ 名言の引用 最後の主題の前に
「〇〇〇という名言があるように」と引用します。
しかし、「人は食べるために生きるのではなく、生きるために食べるのである」という名言があるように人間が生まれながらに持っている学習する能力を大事にし、豊かな人生を送るべきだ。
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よろしくお願いいたします。
13日に会えるのを楽しみにしています。
きら