元の記事:5.2週作文より (720字)
はちみつ hirari 2024/05/14 09:42:53 33149
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木々の緑がまぶしい季節になりました。台湾もさわやかな新緑の時期とのこと、みなさんの学校生活もますます活気づくことでしょう。
5.2週ハギ「少年のころの桜は」は、日本の桜のようすを表す言葉が「つぼみふくらむ」「ちらほら咲き」「八分咲き」「散り初め」「落花盛ん」「散り果て」など、さまざまにあるのは日本語の「微小感覚」によるもの、という内容でした。
筆者が葉の落ちるさまにぴったりな言葉が見つからない、という話題から、作文では自分なりに感じた表現をあげて上手に書けました。
・満開の桜の木の下に菜の花が咲いている風景について、【まるで写真のように】は、旅行ガイドやカレンダーなどで美しい風景をとらえた写真のような様子が、自分の目の前に広がっていることを伝えています。
・お母さんが買って来てくれた【かりんとう】を一口食べると【カリカリさ、甘さ、香ばしさが一気にくる】ようすを、【まるで雲の上で綿菓子を食べているようだ】は、読んだ人も口の中が甘く、気持ちも軽くなっていくような気がします。
二人とも、風景を見て【すごい】という言葉しかな出なかった、かりんとうについても【一言でぴったりとした言葉は見つからない】と書いていましたが、★たとえ に自分の感覚がしっかりと表現されています。
SNSなどのコミュニケーションは、迅速な受け答えが重視されるそうで「やばい」「うける」など短い言葉で交わされるようですが、‘美しい’ も‘おいしい’ も「やばい」の一言で済ませるのは、その人自身のこまやかな感覚までは伝わりません。作文でも自分の感覚を伝えるのはむずかしいと思いますが、★たとえ など自分なりの感じ方を伝えることで、相手とわかりあえることも増えると思います。