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鳥の村


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4.1週 作文 (809字)  あかり akarin 2025/04/15 03:18:32 47303

 普段私たちは、コインは丸いものと思っているが、実は表と裏があるように、物事にもいろいろな見方がある。同じものでも見る人や立場が変われば、全くちがって見えることがある。だから、物事を一つの方向だけから見るのではなく、いろいろな角度から見ることが大切だと思う。そのように見ることで、新しい考えや気づきが生まれるし、人の考えをもっとよく理解することもできる。私は、物事を多くの方向から見ることは、とても大事なことだと思う。そう思う理由は2つある。

1つ目は、物事の良い面を発見できるからだ。たとえば、私は普段、雨が降るとあまりいい気分にならない。外で遊べないし、空は灰色でどんよりとしている。しかし、しばらく雨が降っていなかった地域や、畑を育てている農家にとっては、雨は恵みそのものである。自分にとってマイナスだと思えることでも、別の立場の人にとってはプラスであることもあるのだ。このように、視点を変えることで新しい価値に気づけるようになる。

2つ目は、あまり思いつかないような考え方を発見できるからだ。1年生の頃、そら豆に関する絵本の読み聞かせの後に、給食に使ったそら豆の皮を見せてくれた。みんなが皮を触っあとに実際に触ってみてどうだったかを発表する時に、ほとんどの人は「ふわふわだった、わたがあった。」などと言っていたが、1人の女の子は「ワタみたいなのがふわふわで、雲みたいだった。」と言っていた。私はその時、雲みたいだったと言う発想はなかったからこのような考え方もできるのだなと思っていた。

確かに、物事を1つの面からじっくり見ていくことが必要な時もある。しかし、作家マルセル・プルーストの言葉に「本当の発見の旅とは、新しい景色を探すことではなく、新しい目で見ることにある」という名言があるように、視点を変えることで新しい発見や理解が生まれることも多い。だからこそ、多角的に物事を見ることの大切さは忘れてはならないと思う。



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