元の記事:8月1週の作文の書き方です (2101字)
きら kira 2025/07/28 22:18:50 51589
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火曜19時の作文クラスのみなさまへ
お世話になっております。
7月が終わります。明日29日は5週目でお休み、次回は8月5日です。夏休みはいろいろなイベントがあると思いますが、自分の時間をつくることができる貴重な時期です。ぜひ、読書をしましょう。
8月の授業は、5日、12日、19日、26日の四回です。このうち二週目の12日がお盆で「休み宿題」となります。11から16日までの通常授業はすべてお休みになります。作文の書き方はお送りしますので、チャレンジしてみてください。
8月1週の作文の書き方です。
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【ミズキ】感想文です。まず要約です。
「作曲に集中しているとき、不意に、音楽というものが、自分の知力や感覚では、捉えようもない(神秘的な)ものに思われることがある。」「私は音をつかって作曲をするのではない。私は音と協同するのだ。」「自然から学ぶことは余りにも多い。自然の(この地球の)記憶の層の、深い、遥かな連なりを見出すのは、私のような者には、とても容易なことではないが、せめて季節毎の変化の相、その推移を感じとれる感受性を身につけたい。それは、私に、音が語りかけてくる毀れやすい言葉の表情のいろいろを聴き逃がすことがないように働きかけてくれるだろう。作曲は音と人間との協同作業(コラボレーション)だと思うから、作曲家は音に傲慢であってはならないだろう。」★ 800字以上
作曲家は自然とコラボレーションしているという文章です。
★是非の主題〇「私たちは自然から多くを学ぶべきだ。」という意見をあげます。
●第二段落は 「第一の理由は」と書き出して、まず理由を表すまとまった一文を置きます。
★ 複数の理由一
「第一の理由は、自然のもののよさがたくさんあるからだ。」そのあと自分の体験例などを具体的に。
★ 体験実例
自然にとれた旬の野菜はおいしいです。高原の風はエアコンより気持ちいいです。いろいろな体験を思い出しましょう。
●第三段落は「第二の理由は、自分自身を謙虚に見つめなおせるからだ。」
自然の大いなる力を目のまえにすると、人間はちっぽけなものと気づきます。
●第四段落 まず、「確かに、技術を向上させて生活を便利にすることも必要だ。」と反対意見に理解をしめします。
★ 反対意見への理解
つぎに「しかし」と展開して、
★ 名言の引用 最後の主題の前に
「〇〇〇という名言があるように」と引用します。
しかし、「『カメラマンはレンズのほこりを払う前に目のほこりを払わねばならない』という名言があるように私たちは何かをつくろうとする時に、謙虚さを持ち、まず自然の中から学ぼうとする気持ちを忘れてはならない。」
【リンゴ】感想文です、まず、要約です。
「考えてみれば、人類の歴史というのは、火の使用という驚くべき体験によって幕をあげたと同時に、じつは、いかにしてその原初の火を手なずけ、制御可能なものにするかという挑戦の歴史であったといえるのかもしれない。」「皮肉なことに、かつての独裁者的な火の神は、いまではすっかりおとなしくなり、たくましく焔(ほのお)をあげて燃える原初の火に∵触れる機会は少なくなったかわりに、火の機能の代替物は、正体のはっきりしないブラックボックスとして、生活の隅々にまで侵入しはじめている。」「かつての原初の火は、個人のレベルで向き合って対処することができたが、このように社会化されてしまった現在の火は、時に個人の知らぬところで暴発する。ネットワークの規模が大きくなるほどその供給源と末端の間の階層的距離は広がって、やがて個人の手に負えないものになる。」
〇火を例に挙げて、生活が便利になり、人間が自分で手を下す必要がなくなった結果、そのものの持つ危険性を実感できなくなったという主張になっています。
そこから「私は、便利さに流されることなく、生きるための知識や知恵を自らの身をもって習得していきたい。」といった主題をあげます。★ここからは「火」を離れて。
二段落目 方法1と実例。「そのための方法としては第一に、便利なものに頼らず、自分の手足を使うことである。」
家電、自動車、コンピューターといったものに頼らず、自分に出来ることを増やすことは大切ですね。
三段落目 二つ目の方法と実例。「また第二の方法としては、学校教育においても、机上の勉強だけではなく、実体験にもとづく学習を取り入れていくことである。」体験型の授業から得られるものは貴重です。
四段落目 反対理解と名言の引用。「確かに、便利なものを使って効率を高めることも必要ではある。しかし、『私たちの人生は、私たちが費やしただけの価値がある。』という名言もあるように、私たちは、自分の手や足を使って、生きるための知識や知恵を身につけていくことが大切だ。」
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質問はいつでもお待ちしております。よろしくお願いいたします。
きら