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鳥の村


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一体臆病とは (1172字)  こうき aoseo 2025/08/28 11:28:09 52485

8月4週
一体臆病とは(感)
岡田航輝

 自分に友達ができないのは、口が重く、しゃべることが下手で、相手を引きつけたり、よろこばせたりできないからだと思っている人も少なくない。人間という生き物は、いつも友達を欲しそうにして卑屈な愛想笑いをしている人間よりも、孤高の態度をくずさない人間に対して、むしろ友情を求めたがるものである。ということは、あなたは自分の周囲に何か冷たい空気を流していないだろうかということである。冷たい空気というのは、好きな人にはすべてを与えるという心意気の乏しいことを意味する。最初から与える気持ちの全然ない人に友達ができるはずがないが、たとえ与える気持ちがあっても、その代償をひそかに期待するようでは真の友情は結ばれない。

 僕は、自分に自信を持つことが大事だと思う。なぜ僕がそう思っているのかというと、自分自身に自信がないと話しかけられにくいからだ。

 僕は、初めて中学生になったときに、知らない人ばかりでなじめず、話しかけにくかった。しかし、頑張って少しだけ話してみた。すると、今ではとても仲のいい友達になってくれている人もいる。その一方で、この人は苦手だ、と離れていかれたことも多くある。しかし、自分に自信をもって接すると、もっと話をすることができる。だから、どんどん友達も増えていくんじゃないかと思った。だから、自分に自信を持って接することが重要なんじゃないか、と思う。

 僕が自信を持つことが大事だと思っている二つ目の理由は、自信がないひとには少し話しかけづらいからだ。

 僕は、中学生になったときに、出席番号が一個前で、前の席にいる男子と友達になろうと思って、たくさん話しかけてみた。しかし、その子はもともと話すのが苦手なのか話したくないだけなのか、話しかけても二言三言しか返ってこない。今のところずっと同じ班にいるので頑張って話しかけてみてはいるが、なかなか打ち解けてはくれず、まるで話すことのできない他の生き物に話しているようで、少し困っている。幼稚園の頃から一緒の人と話しているのはたまに見る。そういう人とは楽しそうにしていることもある。しかし、同じ幼稚園の人でもいまだに話しかけられていない人もいるらしい。不快にこそならないが、もう少しぐらい心を開いてくれてもいいのにな、と思った。

 しかし、だからといって自分に自信を持ちすぎていると、自惚れてしまったり、自己中になってしまったりする。だから、自信は持ちすぎず、かといって少なすぎず、というちょうどいいラインに収めることができるといいな、と思った。僕は今、小学校からの友達とよくしゃべっているが、もっと自分に自信をもっていろんな人としゃべっていきたいな、と思う。でも、あまり一気に沢山の友達を作るよりは、「急がば回れ」のつもりで友達をゆっくり作っていきたいと思う。



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