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鳥の村


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9月1週 進級テストの作文の書き方です (2110字)  きら kira 2025/08/29 17:18:26 52515

月曜19時の作文クラスのみなさまへ

 お世話になっております。

 新学期が始まりました。まだまだ暑くて大変ですが、生活のリズムをうまく戻していきましょう。

 お知らせしたように、9月の1週目は進級テストの回です。目標字数と作文の項目をクリアして全員合格で次の課題へ進みましょう。

 9月1週の作文の書き方です。
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【ミズキ】
「人間は自らを飼育化し家畜化する。現代は、その家畜化がペット化にまで進んでいる」という話です。家畜化というのは聞きなれない言葉ですが、ルールに合わせて生きるように慣らされているという意味でしょう。★ 800字以上
★まず、要約です。
「人間は自らを自らで飼育し、馴化している。自己飼育、自己馴化である。」「自ら作った社会システムに依存して暮らしている。人間は社会システムに参加する事によって社会的に食物を供給されている身なのだ。」「比喩として言えば、現代の青年や子供は、座敷イヌと類似している。自己家畜化が、特殊な条件下で自己ペット化に至ったものと言えよう。」
社会に適応するのはいいのですが、少しやりすぎもあるかという文章ですね。
★是非の主題 社会で生きていくためには「ある程度の自己家畜化は必要だ。」という意見をあげます。反対に「たまにはルールから離れて自由に生きることも大切だ」という主題で書いてもかまいません。その場合は、理由も変化しますね。
●第二段落は 「第一の理由は」と書き出して、まず理由を表すまとまった一文を置きます。
★ 複数の理由一
「第一の理由は、規則正しい生活をすることによって、一日を有効に使うことができるからだ。」そのあと自分の体験例などを具体的に。
★ 体験実例
 たとえば、休日の自分と学校のある日の自分を比べてみましょう。たくさんのことをこなせるのはどちらでしょうか。夏休み中のことと、新学期を比べてみましょう。充実度が違うと思います。縛られているほうが、効率化するのです。
●第三段落は「第二の理由は、みんなが自由気ままにやっていたら社会の秩序が保てなくなるからだ。」
 たとえば、公共の施設や交通機関が規定通りに運用されていないとどうなるでしょうか。人が多く集まる場所ほどパニックになりますね。
●第四段落 まず、「確かに、人間には自由も必要だ。」と反対意見に理解をしめします。
★ 反対意見への理解
 つぎに「しかし」と展開して、
★ 名言の引用 最後の主題の前に
「〇〇〇という名言があるように」と引用します。
しかし、「『人はその制服のとおりの人間になる。』という名言があるように、私たちは社会のシステムに合わせて生活していくことで、社会の一員となれるのだ。」



【ビワ】感想文です。★800文字
★まず、要約です。「目はたいへん有効な感覚器だが、あまりに有効なので、有効でない点に、あんがい気づかないことがある。たとえば、物の大きさがわからない。」「視覚系だけにまかせておくと、大きさの絶対値がわからない」「相似というのは、形は同じだが、絶対的な大きさはどうでもいい。それはまさしく、視覚系の性質である。」「われわれが「比例」とか「相似」を考えることができるのは、本来、視覚系にそういう性質が存在するからであろう。目の網膜は、発生的、構造的には、じつは脳の延長であり、相似とは、脳の一部がやっていることを、脳のどこかの部分がよく知っている、ということかもしれないのである。」
視覚系では、物の大きさは比例、相似で把握しているという文章です。ここから、絶対的な見方と相対的な見方の二つの良さを考えていきます。
●二段落目は導かれる一つ目の意見 意見Aをあげます。
★ 複数の意見一
「確かに相対的ということは、私たちにとって便利だ。」
★ 体験実例
 じつは、私たちは生活の中で相対的な見方をしばしば活用しています。比べる味方は便利な判断基準だからです。勉強ではテストをして得点や偏差値を比較します。買い物では、値段の比較、口コミの★の比較をして決めます。
●第三段落は、意見Aとは両極の立場の意見Bをあげます。
「しかし、人生には絶対的なものが必要なときもある。」
 私たちの将来の目標、なりたい職業、生き方などは、誰かと幸福感を比べたりするものではありません。自分の価値観で考えるものですね。
●第四段落 ★ 総合化の主題
 まず、意見A,Bの両方に賛同します。
「確かに、相対的なものも、絶対的なものも、どちらも大切だ。」
 「しかし、」と展開し、名言を引用したあと★ 名言の引用、意見Cです。
「『できあがった規則をなんとか守ろうとすることよりも、実態に合わせて規則を変えていくことが、真に規則を生かす道である。』という名言もあるように、絶対的なものをひとりで決めていくよりも、生きていく中で他人と協調しつつ判断していくことである。」
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よろしくお願いいたします。


                        きら




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