8.4週保護者懇談会にご参加いただき、ありがとうございました。懇談の中でお話がありました「音読」について、以前の記事になりますがいくつか記載しますので参考になさって下さい。
「勉強力の基本は読書力」
https://www.mori7.com/as/5117.html
「国語は読む力をつけるのが一番」
https://www.mori7.com/as/5103.html
いずれの記事にも、もしお子さんがつっかえながらで読んでいたとしても、その音読を「褒めるだけ」にすることが大事と書かれていますので、楽しい習慣にすることが大切です。音読によって文章のリズム感が身につきますが、斜め読みにならないことで文章をきちんと読むことができます。
ただ、どんな文章でも未知の語彙に出会った場合に、例「言いようがない」を「言い、よ、うが、ない?」のようにたどたどしくなるのは当然であり、この‘ひっかかる感覚’がお子さんが「言う」ではない、新しい言葉や言い回しを体感している最中だと思います。言いにくそうにしていれば、やさしく「言いようがない、だね」とフォローすることは良いですが、お子さん自身がくりかえし読むことで「言いようがない」と理解することが大事です。
つっかえながらでも読み終えた後は褒める、ときには「このまえの旅行は、前の日は台風だったのに朝には晴れて、奇跡としか言いようがなかったね」など対話されるのもよいと思います。「閑古鳥」といった言葉を「カ・ン・コ・ド・リ」と暗号のように読んでしまっても、また一つ新しい言葉に出会ったラッキーな場面ですので、お家の方も面白がって見守って下さい。いずれ、お子さんが成長されたときの良い思い出になると思います。