時間をかけるということは重要なことである。勝海舟が辞書を買うお金がなかったため借りてきた辞書を一字一句書き写して使っていたり、途上国には水道が整備されていない地域があり毎日遠くの川まで水を汲みに行っている人がいたりする。このようなことは、無駄な行為と捉える人が多い。しかし、手間のかかる行為は何らかの価値があり、それに対して大切な想いを育むことができる。なぜなら、価値を生み出すには「時間」をかけることが必要であるからだ。例えば、勝海舟の場合であったら言葉の意味がより深く理解できる。また、途上国の場合であったら自然のありがたみを知ることができる。というように、時間をかけるという行為は、人間の幸福感の源となる。