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9/19 俊廷作文メモ (1373字)
JT aetasi 2025/09/19 16:20:05 53421
第一段落
人間および動物をとおしての広義のあいさつ行動は、個体と個体との出会いだ。また見知らぬ者同士が出会う時だけでなく、知り合い同士でも離別の後で再び出会う場合は、動物・人間を問わずに一般にあいさつ行動が見られる。
知らない人同士の出会いでは、あいさつを行うことによって、相手に敵意や害意のないことを示し、相手をなだめ、安心させることができる。人間の場合、あいさつ行為が身元確認につながるため、あいさつが社会で文化的に慣習化されている一定の形式に従って行われる。私たちが別れ際にあいさつする理由は、再び会う時まで、今別れる時と同じ親愛の気持ち、同一の帰属感を相手が抱き続けることを予め確認しておきたいからではないか。私たちにとって互いに別れているということが、とても不安で心配なものなのだ。
この話を読んで一番印象に残ったことは、あいさつが出会いの時に相手を安心させたり、再開の時はお互いの気持ちや関係が変わっていないことを確かめる意味をもっているということだ。また動物は人間と違って、先の予測ができないため別れのあいさつがないということだ。
第2段落 「いただきます」のあいさつの違い
・台湾ではみんないただきますと言わない、その習慣がない。
・近所のレストランにご飯を食べに行ったときのこと。ぼくの大好物は揚げ出し卵豆腐。台湾では虎皮卵豆腐といわれている。外はこんがり茶色、中はつるんとぷりぷりの食感。あつあつの揚げ卵豆腐をはしでつまむと、ダシがじゅわっとしみだして、最高においしい。
・でも、台湾の家族は誰も「いただきます」と言わない。こんなに美味しい料理を食べるのに、誰もいただきますと言わないなんて、もったいない。
誰も何もいわないなんて、すごくまずいのではないかと感じてしまう。でも、それは台湾には「いただきます」の文化がないから。
日本にいるときは、いつも「いただきます」と言うから、自分にとってはいただきますと言わずに食べるのはすごく不自然。さらに「いただきます」には不思議な力がある。いただきますと言うと、まるで魔法のスパイスをかけたように、ご飯がおいしくなる。
第3段落 台湾の「ご飯食べましたか」のあいさつ
・お母さんが台湾に来たばかりのことを教えてくれた。お母さんは近所の人に突然「ご飯は食べましたか?」と声をかけられ、びっくりした。顔は見たことがあるけれど、特に話したこともない人に、なぜご飯を食べたか聞かれたのだろうか。もしかして、どんなご飯を食べたのか興味があるのかもしれない。それとも、仲良くなりたいからご飯に誘われたのではないか。結局、お母さんは何も返せずにいると、近所の人は笑顔で立ち去っていった。
実は、台湾で「ご飯を食べましたか」と聞くのは、本当にお腹がいっぱいになったかという意味ではなく、「こんにちは」という挨拶なのだ。
これは、昔、台湾がまずかしかった時代に、食事を食べたことがその人がきちんと生活できているかを確認できる方法だったからだ。今はほとんどの人が食べられず命を落とすこともないが、台湾の社会の中では、「ご飯を食べた」と相手の様子を気遣うあいさつとして残っている。
日本語の「お元気ですか?」や英語の How are you? に近いニュアンスといっていい。
<自分で考えたこと、思ったこと>
第4段落 まとめ
挨拶とは?