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10月2週の作文の書き方です (1679字)  きら kira 2025/10/06 15:54:52 54041

水曜17時の作文クラスのみなさまへ

 お世話になっております。週末にお送りすべき「作文の書き方」が遅くなりました。申し訳ありません。

 小学生のみなさんの作文の新しい項目の結びの工夫ですが、感想文のときはなくてもかまいません。
 中学生のみなさんの、体験実例に加えていくデータや昔話の実例は、できれば三段落目にもってくるとバランスがいいです。意見を挙げる順番を工夫してみてくださいね。

10月2週の作文の書き方です。
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【フジ】「柿」の話です。まず、要約します。
★ 1000字以上
◎ 要約 文末は常体に。「カキこそは千年にもわたって日本人と共にあり、幾多の詩歌に詠まれてきた郷愁の果物といえます。」「柿はビタミンCを格別にたくさん含む果物です。それはリンゴの二十三倍、温州ミカンの二倍にも達し、長年にわたって日本人の貴重なビタミンCの供給源となってきました。」「カキはなぜ渋いのか? あたり前のことのように思えますが、その生物学的な意味についてはこれまで追求されたことがほとんどなかったようです。」「渋は無用な時期に果実が動物に食われるのを防ぐ、「適応」的な意味を持っていると思います。」長くなるようなら、自分の体験のところと重なる部分だけ抜き出してみるとうまくいきます。
◎ 体験実例 
 自分のことで柿のことを書きます。最近はいろいろな果物があるので、あまり食べない人が多いかもしれません。じつは柿はあまり好きではないという人もいるかもしれません。干し柿はどうでしょうか。
★前の話聞いた話 作文で話題の転換をする練習です。
 お父さんお母さんにも取材しましょう。柿渋の利用方法を調べてみてもいいですね。
★ たとえ 「まるで……のよう」「まるで……みたい」
★ことわざの引用
★ 一般化の主題  「私たち日本人にとって柿とは〇〇である」
 




【ユーカリ】感想文です。「情報」「知識」「知恵」の三つを考える文章になっています。
★1000文字
〇まず、要約です。
 世の中にはたくさんの「知識」や「情報」を持っている人と、人生の中で見出した豊かな「知恵」を持っている人がいる。人間として魅力がある人はむろん「知恵」を持っている人である。しかし、現代では多くの人のマニュアル化が目立っている。目の前の現実を見て考えるという自分の能力と自由を忘れているのである。今の教育でも、知恵を育てるようなゆとりが必要だ。
●二段落目は導かれる一つ目の意見 意見Aをあげます。
★ 複数の意見一
「確かに、今の時代、情報や知識を的確につかみとる力は必要だ。」
◎ 体験実例
 学問も日々進歩しているから、新しいものを吸収することが大切です。また、生活にはたくさんの情報が流れているので、意識してとらえていかないと、流行に後れたり、友達の話についていけなくなったりしますね。
●第三段落は、意見Aとは両極の立場の意見Bをあげます。
「しかし、知恵を持つことも大切だ。」
★昔話実例  社会実例を昔話や童話の引用として書いていく練習です。
(例)「姥捨て山」という昔話では、年老いた親の持っていた知恵が、戦を防ぐことになり、年寄りを大切にするようになったと語られている。
 このように、昔話には知恵があふれています。
●第四段落 ★ 総合化の主題
 まず、意見A,Bの両方に賛同します。
「確かに、知識や情報を更新していくことも、知恵を蓄えていくことも大切だ。」
 「しかし、」と展開し、名言を引用したあと★ 名言の引用、意見Cです。
「しかし、いちばん大切なことは、『知識がはしごを作ったのではなく、二階に上がりたいという熱意がはしごを作ったのだ。』という名言もあるように、自分の探求を続けていく熱意を持ち続けることがいちばん大切である。」
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質問はいつでもお寄せください。よろしくお願いいたします。


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