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ゆうと aetoku 2025/10/21 19:09:22 54751
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幼稚園では歌やお遊戯、食事を通じて他者と共に過ごし、他人の身体や感情を感じ取る力を育てていたが、小学校に上がると音楽や体育の授業は形式的になり、楽しさや個性が失われてしまう。みんなで同じことをするのは本来楽しいはずだが、同じ動作や服装を強制されるとつまらなく感じる。学校では、他者への想像力や思いやりを育む活動が軽視されがちだが、これは幸福感や自己肯定感の基盤となる重要な経験である。永井均の言葉を引用し、教育の第一は道徳を教えることではなく、人生が楽しいものであることを体で覚えさせることだと述べる。学校は、子どもが自分の存在理由を肯定できるような経験や力を与える場でなければならない。社会のルールも、相互の信頼が前提となって成り立つ。幼少期の共同体験を通じて、他者を思いやる想像力や共存の条件が育まれることの大切さを強調している。
そのための方法は第一に、コミュニケーションの力を見直すことだ。
また第二の方法としては、今までの学力偏重の教育方針を改めることだ。
確かに、人間は自分自身に対して孤独に問いかける体験も必要だ。しかし『良い友人を得たければ、まず自分が良い友人でなければならない。』という名言もあるように、私たちは他人を理解することは、とりもなおさず自分自身を他者に認めてもらい確認することにもなるから、相互の理解を図る思いやりの気持ちを大切にして生きていくべきだ。