元の記事:12.1作文クラス (784字)
はちみつ hirari 2025/12/03 12:39:51 56364
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12.1週は三学期実力テストです。各学年「構成・題材・表現・主題」★マーク項目を評価します。10月からの新しい項目、中2★昔話実例書き出し・高1★歴史実例 は、◎体験実例 とあわせて書くことで作文の内容に奥行きが出ますので、長文の主題・自分の意見に照らし合わせて考えてみましょう。
◎プラタナス「音楽といえば」高1
(要約)音楽とは縁遠かった著者がある日聴いた一枚のレコードにより、世界のビートルズを私自身のビートルズに変えた。「一瞬の閃き」による理解。それは、読書についても、もとより例外ではあり得ないが、この閃きを体験するためには、やはり相応の試行錯誤の歳月が要る。いったんこうした読書のコツを会得すれば、あとはもう一気呵成、読むに値する本が次から次へと見つかってきて、読書が楽しくてしようがなくなる。
*長文の主題「何事も自分なりの試行錯誤が必要」について、能率を優先する現代の社会は無駄な試行錯誤を避け、自分でわかるという経験を逆に奪っている(社会問題)と照らし合わせて考えてみましょう。
◎ユーカリ「私たちは手をあげようと」中2
(要約)「手を上げよう」という目標に向かって脳がひとりでにはたらくのようなことを随意運動という。ところで「また、失敗するかもしれない」と思うと、ほんとうに失敗してしまうようなことは「失敗」など言葉を持っている人間の特徴であり、このような自己暗示は「手を上げよう」と思って手が上げられる現象とよく似ていて、自己暗示は特別に不思議な現象ではなく、私たちはたえず自己暗示によって行動しているともいえる。
* 解説は「言葉が行動にも影響を及ぼす」ことに注目した意見の書き方を説明していますが、ほかの書き方で書いてももちろんかまいません。
★意見A 確かに、言葉が行動にプラスの影響を与える面はある
★意見B しかし、言葉が行動のブレーキになることもある