元の記事:私たちは、「手を上げよう」と (856字)
まこ akomako 2025/12/05 19:58:21 56475
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経験と言葉が結びついて行動が起こる。このような現象を随意運動という。失敗をして、次に同じことをするときに、また失敗をすることもある。これは、以前に失敗したときの脳のはたらきが進行して失敗する。失敗を重ねることによって、次第に成功に近づいてゆくのが脳の自然の働きだ。「失敗」という言葉のために、以前以上に失敗するというのは自己暗示というが、私たちはたえず自己暗示によって行動しているともいえる。
確かに、言葉は大切だ。
なぜなら、言葉が行動にプラスの影響を与えることがあるからだ。
自己肯定感が高い人ほど成功することが多く、自己肯定感が低い人ほど失敗をすることが多いように、自分で、自分はできると思っていれば、実際に成功する。私は、最近病気にかかることが少なくなった。家族が病気になったり、少しのどの痛みを感じたりしても、病気のことを考えないようにして、病気について心配せずに、いつもと同じように過ごしている。さらに、私は病気になんてならないと思うようにしている。だから病気にならなくなった。
しかし、経験も大切だ。
なぜなら、実際の経験がないと言葉があってもできないことがあるからだ。
アリとキリギリスという昔話がある。それは、夏の間、働き者のアリは冬のために食料を蓄えるが、「大丈夫」と言っていたキリギリスは冬になって食料がなくなり、アリに助けを求めるという物語だ。キリギリスはずっと大丈夫と言っていたが、そう言っても本当に大丈夫になることはなく、冬にピンチになってしまった。大丈夫といった言葉はあっても、実際に大丈夫だった経験がないと、理想を行動に変えることは難しい。
確かに、言葉も経験も大切だ。しかし、一番大切なことは言葉と経験を適切に活用していくことだ。「出来上がった規則をなんとか守ろうとするよりも、実態に合わせて規則を変えていくことが、真に規則を生かす道である。」という名言があるように言葉と経験を適した場面で適切につかい、生かしていくことが大切だ。
これからは言葉と経験を大切にし、様々な場面で活用していきたい。