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鳥の村


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3.2 (676字)  ゆうと aetoku 2026/04/26 18:56:21 61834

今の日本の都会では、路上でものを売る人をほとんど見かけない。昔は道は公共スペースで、商売は路上で始まったが、見知らぬ者との取引には信用の問題があった。三十年前、魚屋風の男から安いうなぎを買い、御飯を炊いて食べてみると、実はあなごだったという経験がある。路上の取引には、このくらいのリスクがつきまとう。一方、日本のように万事がお金本位になってしまっていない国では、まだ路上の商売は賑わっている。イスタンブールでは子供たちが煙草を売り、スーダンでは煙草屋が黙って坐り、一本ずつ売る。常連との信頼の中で、その場で吸い、元気に仕事に行く売買が成り立っている。私たちは人間的なコミュニケーションを大切にして生きていくべきではないか。

そのためには第一に、人との触れ合いを大切にしていくことである(方法)。私も、部活動などで後輩に会うと、とにかく声をかけるようにしている。

第二には、社会自体も機械に頼らず、人間どうしの触れ合いを重視したものしていくことである。エジソンは、蓄音機などを発明したことからもわかるように機械の力を充分に活用した人だったが、子供時代は、小学校の先生による機械的な指導で退学を余儀なくさせられた。そのエジソンの可能性を引き出したのが母親の人間性だった

確かに、大量生産や大量販売は、豊かな社会を生み出した。しかし、私たちは原点に戻って、社会の基盤となる人間のコミュニケーションということに目を向けるべきである。「経験は、最良の教師である」という言葉がある。人間が成長するための貴重な経験は、人間との触れ合いの中により多くあるのではないだろうか。



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