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鳥の村


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見テ知リソ知リテナ見ソ (916字)  akeyuya akeyuya 2026/06/19 19:04:26 63783

見テ知リソ知リテナ見ソとは、見てから知るべきである、知ったのちに見ようとしないほうがいい、という意味だろうが、じつはもっと深い意味があるような気がする。つまり、われわれは、「知る」ということをとても大事なこととして考えている。しかし、ものごとを判断したり、それを味わったりするときには、その予備知識や固定観念がかえって邪魔になることがある。だから、まず見ること、それに触れること、体験すること、そしてそこから得る直感を大事にすること、それが大切なのだ、と言っているのではないだろうか。だから知識にとらわれずに物事をありのままに見ることは大切である。

 一つ目の理由は、先入観があると物事の真の姿を見ることができなくなるからである。僕は、中学一年のころにある先輩がいつもとても無表情で、身体がおおきく、とてもいあつ感があったため、「絶対に怒ったときはこわいだろう」と思い込んでビクビクしていた。しかし、ある日の部活終わりに道具を片付けているときに、二人きりになってしまったので、思い切って話しかけてみたら、話すととてもやさしい先輩だとわかった。このように、見た目などの先入観をやめたら、先輩の本当のやさしさに気づくことができた。

 二つ目の理由は、知識に頼らずに、自分の目で見た方が自分が成長するからである。僕は、美術のデッサンの授業で、「リンゴの描き方」や「影の付け方」の動画を見て、分かったつもりになっていた。しかし、実際に目の前にあるリンゴを自分の目でじっくり見てみると、一色ではなく黄色や緑が混ざっていて、傷や小さな斑点があることに気づいた。そのときに、画面では見落としていた、「本物の複雑さ」に気づいて、自分の手で工夫して描くことで、観察力と表現力が一気に高まったと思った。

 確かに、知識があったほうが効率よくものごとを見ることができるかもしれない。しかし、「行動するためには多くのことに無知でなければならない」という名言があるように、知識だけにとらわれずに、自分の見方でものごとをありのままに見ることは大切である。だから僕は、インターネットの情報や周りの意見ばかりを気にせずに、自分の目で見て確かめることを大切にしていきたい。



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