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6.2 (584字)
ゆうと aetoku 2026/06/28 19:01:21 64039
科学技術は地域や民族の差異を越え、ヨーロッパに生まれた出自の制約を抜け出て全地球に広がり、硬い普遍性をもって地域文化を水平化し、生活空間を均一化し社会システムを一元化していく。これに対し文化はローカルな性格をもちつつ柔らかい普遍性をふくみ、その究極は宗教の普遍性にあらわれる。ヨーロッパでは科学技術と文化は同心円をなしたが、日本近代では中心をずらして併存し、多中心的な複合構造をなす。この違いは、科学技術が自らの精神として成立したか否かによるものである。火薬の発明は西欧で騎士を兵士に変え人間を部品化したが、日本では武士は契約ではなく共同体意識に基づき主君に仕え、自我の滅却を重んじ、舶来の武器を用いながらも武士であることを失わなかったのである。外国の技術・文化を取り入れるときは、自国の文化に合わせて消化していくべきである。そのために考えられる方法は二つある。
第一の方法としては、上っ面だけの模倣をしないことだ。「かたちから入る」などと言って、外見だけ「らしく」揃える人がいます。日本人は外国から来るものに憧れを持ち、すぐに取り入れますが定着しているでしょうか。
第二の方法としては、日本の文化のよさを再発見することだ。
確かに、進んだものよいものを取り入れる柔軟性は大切である。しかし、私たちはもっと日本の文化を理解してその土台の上に外国のものを取り入れるべきである。