小5・小6から、作文は「考える作文」に変わります。
生活作文から説明文・意見文へ切り替わる大事な時期に、主題のある書き方を身につけます。
●小5から小6にかけて、抽象的な思考力が育ちます
小学校5、6年生になると、作文は身近な出来事を描写する生活作文から、自分なりの考えを書く説明文・意見文へと移っていきます。
この切り替えの時期に、主題と構成を考えた書き方を身につけることが、その後の中学生・高校生・大学生の文章力につながります。
●小5・小6の作文が大事な理由
小学4年生までは、出来事を書く事実中心の作文が中心でした。 しかし小5からは、「自分はどう思うのか」という主題を中心にした作文に切り替わります。
事実を書くとしても、それは単なる事実ではなく、主題の裏付けとなる実例としての事実になるのです。
この主題中心の書き方は、中学入試だけでなく、高校入試・大学入試、さらには社会人になってからの文章力にもそのまま生きてきます。
作文力の重要な伸びは、小学校高学年から始まるのです。
●学校教育だけでは作文を書く時間が不足しがちです
学校教育では、作文指導の時間は少なくなりがちですが、小学校高学年からの作文指導は更に少なくなります。
それは、教科の学習内容が増えるとともに、1学級35人規模のクラスでは、先生が一人ひとりの作文を見て指導する時間が取れないからです。
小5・小6からの作文力は、家庭で独自に育てていく必要があります。
●作文力伸ばすカギは「読書」と「親子の対話」です
小5・小6の作文では、「友情」「人生」「自然」「社会」などの抽象的なテーマが出てきます。
こういうテーマに取り組むためには、そのための語彙力が必要です。
その語彙力を育てるもののひとつは読書で、もうひとつは親子の対話です。
しかし、読書と言っても、小学生では説明文意見文の本をなかなか読み進められません。
読書の不足を補うものは、国語の問題集の説明文意見文の問題文を読書がわりに読み進めることです。
親子の対話とは、子供が作文を書くときに、保護者の方が体験をもとにした似た話をしてあげることです。
対話は、真面目な勉強としてやるのではなく、楽しいお喋りとしてやっていきます。
すると、その対話の中で、自然と意見や感想を書くための語彙が育っていきます。
そして、子供の作文は、事実中心の作文から、主題と実例で構成された作文へと進歩していくのです。
●作文を書く前の対話は、こういうやり方が効果的です
次の授業が始まる前の土日などのゆとりのある時間に、子供が次の週の課題を説明します。
その子供の説明に合わせて、保護者が自分の子供時代の体験をもとに似た話をしてあげます。
すると、子供にとって、一見抽象的な課題が、身近な課題として理解できるようになります。
また、保護者が、その作文について、自分の感想や意見を言ってあげます。
その感想や意見は、正しい模範解答のようなものである必要はありません。
親子で自由にお喋りを楽しむことによって、子供の抽象的な語彙が育っていくのです。
●よくあるご質問への回答
●小5・小6から始めても遅くないでしょうか。
遅くありません。小5・小6は作文が主題中心に切り替わる時期で、伸びやすいタイミングです。 ここで構成の仕方と語彙を身につけると、中学以降の記述や小論文につながります。
●保護者はどれくらい関わればいいでしょうか。
作文を直すようなことは、必要ありません。
作文のテーマについて、保護者が自分の体験談をもとに似た話をしてあげることです。
そして、読書の習慣がつくように、毎日の読書の時間を確保してあげることです。
●言葉の森の作文は、中学入試にも役立ちますか。
小5・小6の作文課題は、中学入試の作文と同じレベルです。
また、入試の5ヶ月前からは、志望校の過去問に合わせた問題に取り組むことができます。(受験作文コース)
小5・小6の作文の書き方を身につければ、そのまま高校入試、大学入試の小論文を書く力もつきます。
●AI時代になぜ読む力書く力が必要になるか
AIの時代には、知識的なことはAIが処理してくれます。
人間に必要なのは、知識の組み合わせではなく、創造的な思考力です。
創造力は、人間の身体性をもとにして生まれます。
読むこと、書くことは、単なる知的な作業ではなく、身体化された読む力、書く力を使う作業です。
だから、その読み方、書き方に、人それぞれの個性があるのです。
身体化は、そのことに時間をかけることによって生まれます。
読むこと、書くことを自分の手足のように自由に使えることが身体化することです。
知識を詰め込む勉強よりも、読む力、書く力をつけることに時間を費やす必要があるのです。
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