父母の声

5回の指導で驚くほどの進歩(小3父母)
 体験を入れて5回の指導を受けただけで、親が言うのも変ですが、驚く進歩です。大きく変化したのは、書こうという気力です。「作家気取り」で「ここはこうした方がいいと思わない?」……と鉛筆片手に考え考え書き上げています。最近学校から持ち帰ってきた作文は「会話文を入れる」「たとえ」「思ったこと」「擬音」全てをクリアしていて、大きな花丸でした。以前は、担任の先生から話をさせると素晴らしいのに、書かせると今一つ、とてももったいないとの評だったのですが、今回は好評でした。

書き出す前の指導(言葉の森より)
 子供は目標がわかると、やる気が出ます。その目標が、ちょっとがんばれば達成可能だと分かると、更にやる気が出てきます。
 通常の作文指導は、まず書かせて、そこから評価をするというやり方が多いと思います。目標なしに書かせて、あとから評価をするという指導です。俳句や短歌の添削であればそういうやり方も可能ですが、作文の場合、書き上げたものを評価するという方法にすると、書き出すまでのハードルが高くなってしまいます。大学受験生のように試験が迫っている生徒は、それでも書き出すことができますが、試験のようなものの特にない小中学生が作文を書く練習をする際は、書き出すための事前指導が重要になってきます。この事前指導があることによって、子供自身が何を要求されているかわかるということが、勉強を進める上で大切です。
 この場合、親や先生など周りの大人は、事前指導したもの以外の評価はしない、という抑制を自身に課しておくことが必要です。アドバイスをするのは、書いたあとではなく、次の作文を書き出す前にするというのが作文の勉強をスムーズに進めるコツです。
 子供たちが意欲的に取り組めるように、更にわかりやすい指導をこれから心がけていきたいと思います。

ニュースにも興味を示すようになった(小3父母)
 いつもお世話になっております。欠かさず作文は書いて、先生とのやり取りも楽しんでいる様子です。さて、最近、3年生になって、長文音読の題材がよくテレビに出てくると、「この話、「言葉の森」で読んだ話だ!」と言って、ニュースなどに興味を持つことが多くなりました。ありがとうございます。
 一つ心配なことは、そろそろ塾などでやる長文読解が長くなり、いつも時間に追われて習い事をしている娘は、どうしても長文をゆっくりと作者の気持ちになって考えることができず、そのときの直感で答えているようです。親からは何かアドバイスすることがあるのでしょうか?

読解の問題は、問題文からヒントを見つけるように読む(言葉の森より)
 難しい言葉でも、一度接したことがあると身近に感じます。中学1年生の課題で「アイデンティティ」の話がありますが、高校生でもこういう言葉を知らない人はかなりいます。ふだん接する文章は、その学年に応じた易しいものが多いので、勉強として読む文章はできるだけ日常生活を超えた話題のものを読んでいくといいと思います。
 さて、国語の読解で「作者の気持ちになって考えることができない」のは、時間がないからだと思います。読解の問題は、問題文中に必ずヒントがあります。そのヒントをつかむように読むことが大切です。ほとんどの子は、自分の直感で登場人物の心情を読み取ろうとします。ふだんの読書はそういう読み方でいいのですが、国語の問題は問題文中からヒントを見つけるように読んでいかないと得点は取れません。
 間違えた問題を一緒に分析してみて、どこにこの答えのヒントがあるかということを納得させると力がついてきます。

先生との話で書く意欲が生まれる(小5父母)
 こんなにすばらしいシステムがあるのをもっと早く知っていれば……。今、本当にそう思っています。
 先生と直接お話することにより、本人にも書く意欲が生まれ、つたない文章ですが、とにかく言われたことはやってみようという気持ちでいます。音読も先生からお話しいただいた効果がすぐ表れ、当初あんなにおっくうでしたのに今はなんとか日々の学習の中に取り入れられそうです。
 まだ始めたばかりでなかなかまとまった文章を書くに至りませんが、がんばって続けます。今後ともどうぞよろしくお願い申し上げます。

今後は生徒どうしの交流も(言葉の森より)
 電話で説明を聞いて書くというところが、言葉の森の通信指導の特徴の一つです。
 一般に通信教育というと、続けにくいというイメージがありますが、言葉の森の生徒の作品提出率は、かなり高く、ほとんどの生徒が毎週欠かさずに作文を書いて出しています。これは、生徒と先生の直接のコミュニケーションがあることが大きな要因だと思います。
 今後は、生徒どうしのコミュニケーションを取れるようにして、更に楽しく勉強できる教室にしていきたいと思っています。
 

子供と話し合う良い機会(小5父母)
 いつも子供ともども言葉の森を楽しんでします。
 感想文のときは、普段は会話に上がらない内容について子供と話し合うことが出来て大変良い機会だと考えています。
 時には書くことが嫌になることもあるようですが、子供には文章を書くことは一生関係があることと言って、励ましながら、時には一緒に考えながら進めております。
 これからもよろしくお願いします。
 又、親として新聞のほうも大変興味深く毎回読んでいます。これからもたくさんの意見や感想を掲載してください。

高学年の長文課題は対話の材料(言葉の森より)
 高学年になると、親子の話題も次第に限られてきます。そのときに、長文という材料があると話が弾みます。特に、父親は普段子供と話す機会が少なくなりがちですから、長文の似た例などを体験実例で話してくださるといいと思います。子供たちも、お父さんやお母さんのそういう話を聞きたがっているようです。

末長くお世話になりたい(中1父母)
 山のたよりや先生のご指導等、親としましてはとても気に入っていて、末永くお世話になりたいといつも思っております。娘は反抗期の最中で、わずらわしい事をやめてしまいたいと親に反抗してきます。反抗期の件も、山のたよりに書かれていたので、とても興味深く読ませていただきました。「言葉の森」も上手く長続きするようにもっていかなければと思っています。遅れがちになったり、とんだりすると思いますが、よろしくお願い致します。

忙しいときは要約だけでも提出を(言葉の森より)
 中学生のころは、作文を書くことが一生の中でいちばん苦手になる時期と言われています。読む力と書く力が最もかけ離れる時期だからです。また、中学の授業で作文指導や読書指導がなくなるのも、中学生の読書作文離れに拍車をかけています。
 中学生のころは、部活や定期テストなどで時間がなかなか取れないときがあるので、忙しいときは、要約だけを書いて提出する、要約プラス感想だけを書いて提出する、などやりやすい方法で継続していってください。
 真面目な生徒は、忙しいときに作文をためてしまい、そのたまったものを全部やろうとするのでかえって負担が大きくなってしまうことがあります。未提出の課題がたまってしまったときは、まず最新の課題に取り組み、前の課題はできなければしなくてもよいというようにしてください。

長く続けさせたい(小4父母)
 いつもお世話になっております。言葉の森新聞を楽しみにしております。
 子供の方は、書くことが楽しくなってきているようです。(上手、下手は別ですが。)この調子で、できれば長く続けさせたいと思いますので、ご指導よろしくお願いいたします。

続けることで力がつく(言葉の森より)
 読解力・表現力は、短期間で目立って上達する子もいれば、長い間なかなか変化の見られない子もいます。しかし、長く続けていると、どの子も必ず読む力・書く力がついてきます。
 伸びる時期は人によって違います。また、一時期いい文章を書いていた子が途中からあまり上手に書けなくなり、その後再び質の違ったいい文章を書けるようになる、というケースもあります。
 上達しない時期や一時的に低下したように見える時期は、焦らずに、気長に長文音読を続けていくことが大切です。
 これまで教えていた生徒で、ある時期から急に上達した生徒を思い浮かべると、その時期は、中1、中2、中3、高2、高3、大学生になってから、と本当にまちまちです。小学生の生徒にもそういうケースはありますが、小学生のころの作文はいずれも身近な生活作文なので、上達しても、中学生以降の作文ほど大きな変化はありません。
 長い勉強の間には、順調に進歩している時期だけでなく、停滞しているように見える時期もあると思いますが、今後も長い展望で続けていってください。

あたたかいご指導ありがとうございます(小2父母)
 いつもあたたかいご指導ありがとうございます。
 長文集も大変興味深く拝見しております。
 書くことも読むこともこれからますます好きになってくれたら嬉しいと思います。

2年生のころは楽しくできる時期(言葉の森より)
 小学校2年生までは、学校の勉強もまだ難しくなく、子供自身にも生活に余裕があります。また、日常生活そのものが毎日新しい発見に満ちている時期です。この時期に、書いた作文をほめてもらうと、その後ずっと作文に対する好印象が続きます。
 読書も作文と同様に、この時期の印象がその後長い間続きます。
 これからも励ましてあげてください。
 

作文のおもしろさがわかってきた(小1父母)
 6月から始めて、毎週何を書こうかと考える習慣がつき始め、作文のおもしろさがわかり出したようです。頭の中からポンポン湧き出るときは筆も進み、楽しそうに書いていますが、文章は正直で、全く乗っていないときは、おもしろみもない文章に本人も首をかしげております。

作文は精神状態に左右される(言葉の森より)
 作文は、そのときの精神状態に左右される勉強です。書いたあとに、その作文を見たお母さんや先生が喜んでくれるということがいちばんの励みになります。書けないときはあまり無理をせずに、書いたあとはいつもいいところを認めるというように、これからも接してあげてください。

適切な指導に感動(中1父母)
 とても上手にほめてくださり、また、適切なご指導に感動しています。

いいところをほめる指導を(言葉の森より)
 感動と言われると、ちょっと恥ずかしいですが。(と、私が恥ずかしがることはないのですが^^;)
 作文指導というと、多くの子供は、注意されて直される指導を経験しています。熱心な先生ほど、細かいミスを直すことを指導の中心にしてしまうからです。そして、小学校低学年のころは、どの子も表記ミスだらけですから、直される材料には事欠きません。
 ところが、子供は、「こんなに面白いことを書いたから、見て、見て」と、親や先生に喜んでもらうつもりで作文を持ってきます。ところが、子供がいちばん見てもらいたがっている内容を横に置いて、まず表記のミスを指摘するという指導をしていると、子供は次第に作文を書くという勉強に裏切られた感覚を持つようになります。
 ほめる指導を更にスムーズに進められるようにこれからも工夫していきたいと思います。

基礎学力習得の大切さ(小1父母)
 日経新聞の記事に兵庫県山口小の学習方式や京都の府立高校で教科の授業時間を減らして「読書と読み聞かせ」の時間に充当し、効果を上げている例を読みました。言葉の森新聞で先生がおっしゃっているとおり、読み書き計算の反復により、基礎学力の徹底した習得がすべての学習に好影響を及ぼすと学校現場でも見直されてきていることを知りました。

基本の技が免許皆伝の技(言葉の森より)
 先日、新体動の青木宏之さんの本を読んでいて、教育でも武道でもプロの言うことは不思議と共通していると感じました。それは、最も基本の技がそのまま免許皆伝の技になるということです。
 今は、パソコンを使ったり、ゲーム機を使ったり、カラフルな教材で子供の興味を引くようなものが工夫されていますが、いちばん大事なのは、昔ながらの読み書き計算の練習と親子の対話だと思います。

目に見えない努力が人間を成長させる(中3父母)
 小学生の頃からずっと言葉の森を続けています。とにかく読書を楽しめる、自分の思っていることを書ける子になってほしいと願い続けています。目に見えない努力とか学力というものが人間を成長させていくものだと思っています。

続けることで力がつく(言葉の森より)
 小学生のころから続けている生徒を見ていると、いろいろな山や谷を経てどの子も、ある時期に驚くほど上手になります。その時期も上手さも、生徒それぞれの個性に応じてさまざまです。しかし、それまでには、何ヶ月も上達しない時期があったり、途中でやる気がなくなったりと、それぞれの生徒に応じてやはりさまざまな寄り道があります。
 共通しているのは、継続することで自然に力がついていくということです。意識的な努力ももちろん大切ですが、それ以上に続けることそのものに上達の鍵があるようです。

先生の励ましに感謝(小1父母)
 まだ字を読むのも書くのもたどたどしい小1の息子ですが、先生の温かい励ましで作文に取り組み、毎日音読しています。ありがとうございます。

勉強の内容は甘く、生活の習慣は厳しく(言葉の森より)
 高校生ぐらいの生徒になると、「先生、もっと悪いところをビシビシ言ってください」という子も出てきます。(笑)
 しかし、悪いところを直すというのは、教える側にとっても、教わる側にとっても、自己満足に終わることが多いようです。
 作文の勉強だけでなく、いろいろなことに当てはまることですが、教えることに自信のある先生ほど生徒をよく褒めるようです。
 実際の学校の勉強などでは、褒めることに加えて、締めるときは締めるというメリハリも必要になります。家庭でも、勉強の内容については甘く、生活習慣については厳しくという姿勢でやっていかれるとよいと思います。
 

いろいろなジャンルの作品に(小3父母)
 音読の伝記(アインシュタインやノーベル)、楽しく取り組んでおります。女の子のためか、ナイチンゲールには手がのびても、アインシュタインや野口秀世などは表紙の顔の絵だけで引いてしまっていましたので、今回、教材に取り上げていただき、ありがたく思います。これからもいろいろなジャンルの作品と出会えると思うと楽しみです。

読む教材の充実を(言葉の森より)
 言葉の森のこれからの課題は、読む教材の充実です。
 読む勉強というと、まず読書が考えられますが、それはこれまでの歴史で書物というスタイルが読む媒体の主流であったからです。今後、インターネットの広がりによって、書物以外の媒体が増えてきます。
 例えば今、インターネットの普及によって、新聞の部数は年々低下しています。また、携帯電話の普及によって腕時計の需要も年々減少しています。若い人の中には、読む活字の量で言えば、本や新聞よりもインターネットやメールからの方が多いという人もいるのではないかと思います。
 こういう時代にあって、読む勉強も、形を変える必要があります。
 これまで、読書は、個人の趣味の分野に含まれていました。それが結果的に読む力をつけるという勉強的な面も担っていました。この趣味と勉強の両方を役割がはっきり区別されていないところに、今日の読書論が混乱している原因があります。
 これからの時代は、読むことを、趣味の読書とは独立させて、勉強の中に位置づけていく必要があります。そのスタイルの一つが長文集です。
 ただし、読むことだけを目的とした読む勉強は、読み手の意欲を引き出しません。読む教材の面白さは大切ですが、教材の面白さだけに依拠した教材作りには限界があります。世の中には全然面白くない文章で、価値あるものもあるからです。(例えばヘーゲルの大論理学)
 また、国語の読解問題のように、読み取った内容を表面的に検査するようなやり方にも限界があります。読解問題は、問題と解答のつじつまを合わせるために、厳密に作れば作るほど浅い内容になるからです。また、問題のレベルを難しくしようとすれば、問題文として悪文を選ばなければなりません。読み手が選択に迷うような文章は、一言で言えば下手な文章です。国語の勉強をすればするほど文章表現力が低下するのは、このような事情があるからです。
 趣味の読書や読解問題とは異なる第三の道は、読む勉強を作文の勉強の中に位置づけることです。
 言葉の森の作文課題の項目の中には、ことわざの引用、名言の引用、昔話実例、伝記実例など、自分の知っている他の知識から引用してくるものがあります。これらの項目を広げて、短文の引用や長文実例に発展させていくことが今後の方向です。
 読む勉強を作文の中に位置づけることは、読む勉強を人生の中に位置づけられる前段階です。
 人間が何のために読むかと言えば、人生を豊かにするためです。読書が自分の人生を豊かにすると実感している人は、何歳になっても読み続けます。ところが、現在のように読書以外のさまざまな娯楽がある時代には、読書の面白さを発見する前にUターンしてしまう人が多いのです。
 長文集のような手軽な読む勉強から読むきっかけを作っていきたいと思います。

集中して書けるようになった(小4父母)
 少しずつ書く楽しさが分かり、書く時間も集中できるようになってきたようで、以前との違いに驚いています。先生の辛抱強く温かい励ましのおかげと感謝しています。説明的な文の読み取りは相変わらず苦手ですが、取り組むきっかけが得られつつあるようです。

感想文は読むこと自体が勉強に(言葉の森より)
 4年生は、小学生的な作文を書く最後の年齢で、このあと5年生になると、もっと勉強的な作文になってきます。
 年齢的に、小4から小5にかけては、自分自身を向上させるという気持ちがはっきり出てくる学年のようで、小学5年生のころは、「易しいからがんばろう」という言葉よりも、「難しいけどがんばろう」という言葉の方が子供の心に響くようです。
 4年生の感想文は書きにくいものが多いので、似た話などをお母さんやお父さんが話してあげると、子供も書きやすくなるようです。また、感想文は書くことよりも読む過程に勉強の重点がありますから、あまりうまく書けないときでも、読んだこと自体が尊いということで見てくださるとよいと思います。

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