| ソクラテスの生き方 |
| アジサイ | の | 泉 | の広場 |
| ホームズ | / | なか | 小5 |
| ソクラテスは、自分の仕事は人間が正しい理解を生み出す手伝いをすること |
| だと言っていた。ソクラテスは、自分が知識のある人間でも、賢い人間でもな |
| いと思っていた。ソクラテスは、知恵を手に入れようと努力する人だった。自 |
| 分がどれほどものを知らないかと言うことでソクラテスは悩んでいた。ソクラ |
| テスは、こうも言った。「わたしは、自分が知らないと言うたった一つのこと |
| を知っている。」と。裸の王様と言う話があるが、本当は王様は真っ裸なのに |
| 、家来は誰一人そう言う勇気がなかった。ふいに子供が叫ぶ。王様は裸だ!!! |
| これと同じように、ソクラテスは人はどれほど知らないかをはっきりさせた。 |
| つまり、僕たちはふさわしい答えがおいそれとは見つからないような重要な問 |
| いを突きつけられたとき、ここから先、道は二つある。一つは、自分と世界を |
| ごまかして、知る値打ちのあることはすべて知ったかぶりをする道。もう一つ |
| は大切な問いには目をつぶって前に進むのをあきらめる道。ソクラテスは、自 |
| 分が知らないということを知っていた。そして、そのことをいつも思いつめて |
| いたおかげで、哲学者になり、あきらめない人、知恵を手に入れようとあくこ |
| となく努める人になったのだ。 |
| 僕は、ソクラテスが人間が正しい理解を生み出す手伝いをしていたことに、 |
| 一番共感した。僕も、そういったことを学校でやっている。僕のクラスでは、 |
| 塾に行っている人が多い。そのため、発言する人がほとんど塾に言っている人 |
| なので、考え方の間違いは少ない。そのため、間違いを通して勉強を理解する |
| ことが少ない。僕は、教材をとっているため、本当はみんなよりもちょっと勉 |
| 強は進んでいるのだが、初心にかえってソクラテスのようにみんなに正しい理 |
| 解を生み出す手伝いをしている。自分が、わざとに間違えて、みんなに正しい |
| 理解を生み出してもらっているのだ。僕は、こんなことをやるくらいで他人の |
| 勉強のやくに立つのなら、このやり方に誇りを持っている。 |
| 知り合いに、ソクラテスとは対照的な人がいる。知らないことも、知ってい |
| るふりをする、いわゆる知ったかぶりと言うものだ。ソクラテスを、少しは見 |
| 習ってくれ~~~!!といった感じの人だ。まるで、オウム(アレフ)真理教の |
| 松本ちずお被告のように知ったかぶりをしている。(かなり大げさだ!!) |
| ソクラテスのような人は、めったにいない人材なので、その時代では、みん |
| なに気味悪がられたと思う。しかし、今の世の中、そういった人が必要なので |
| ある。ソクラテスとは、変わった人材であると共に、貴重な人間であり、そう |
| いった生き方をしてみたいといったひとだということがわかった。 |